比の計算(鷗友学園女子中 2020①) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

本日は比の計算の問題を扱います。

この問題は比で個数を求めれば、あとは個数×値段の問題としても処理できるのですが、やや手数が増えてしまうため、比で解き進めることが望ましいと思われます。

比の商や積など、比を自在に使えるかが問われる問題ですので、比の力をためすものとして取り組んでみてください。

 

問題

1個150円の商品Aと1個80円の商品Bを全部で465個買うとすると,Aの代金の合計とBの代金の合計の比は2:1です。商品Bの買う個数を変えずに,AとBの代金の総額を2割減らすには,商品Aの買う個数を何個減らせばよいですか。

 

 

解説

まず、AとBの1個当たりの値段の比を考えると、A:B=15:8となります。

そうすると、AとBの個数の比は、2÷15:1÷8=16:15となります。

このとき、Bは465÷(16+15)×15=225個買い、Aは465-225=240個買う予定であったことが分かります。

 

また、代金の総額をBの個数は変えずに2割減らした場合、AとBの合計の代金の比は以下のようになります。

 

A:B=2-(2+1)×0.2:1=7:5

 

もともとは2:1=10:5であったので、Aの合計の値段が10から7と、もとの7割に変化したことが分かります。

とすると、Aは個数において3割減らしたものとわかりますので、減らした個数は240×0.3=72個とわかります。

 

72個