みなさんこんにちは!



春も終わり、もうすぐ夏ですね~。



夏と言えば、飲食店は

書き入れ時の所が多いようです。



天気がはっきりしないので、

体調には十分注意してくださいね。



さて、本日のお題ですが、最近原価率だけでなく、

人件費のお問い合わせもよくありますので、

カンタンに記載したいと思います。


是非、参考にしてみてください。


【Q】人件費はどの位が適正ですか?


【A】25%~35%の間です。

   原価率と人件費併せて60%以内が理想です。


【Q】業態によって、人件費の差がありますか?


【A】あります。たとえば食べ放題タイプのお店は

   人件費が低い傾向です。料理を運ばなくて

   済みますからね。


【Q】人件費の高い業態は?


【A】客単価が高いレストランは、高い傾向にあるようです。

   内容が高級だと従業員も正社員が多くなり、

   社会保険料、賞与などが必要になります。


【Q】ウチは社員は少なく、アルバイトがほとんどです。

   人件費を抑えたいのですが、何から手をつければ

   いいですか?


【A】ポイントは二つです。シフトのこまめなコントロールと、

   退職率を上げないことです。


【Q】退職率と人件費、何の関係があるんですか?


【A】退職した時のコストを考えてみましょう。

   穴埋めとして、新しい人を採用するとなると、

   媒体費用に50,000円~70,000円かかります。

   その他面接、オリエンテーションにかかる店長の人件費、

   新人にトレーナーもつけるので教育への人件費もかかります。


【Q】教育への人件費は、

  いったい、いくら位になりますか?


【A】基本的なパターンですが、入店してから

   30時間位は教育期間となるでしょう。

   よって、人員+1人、時給1,000円として

   30時間×1,000円=30,000円が上乗せです。


【Q】退職率を下げるにはどうすればよいですか?


【A】教育方法、コミュニケーションがポイントです。

   自分の新人時代を思い出すことも、

   良いヒントになるかも知れませんね。



【Q】社員を採用したいが、人件費を考えると

   収支的に無理です。どうすればよいでしょうか?


【A】パート・アルバイトの戦力化がおススメです。

   既存のパート・アルバイトを責任者へ育成する方法です。



【Q】パート・アルバイトにも責任を持って

   仕事をしてもらうポイントは?


【A】意外なようですが、店長の仕事振りが

   一番影響を受けます。責任感のある店長の

   下であれば責任感を持って働きますし、逆も同様です。


【Q】パート・アルバイトを責任者にするメリットは?

   (以下パートアルバイトの責任者は時間帯責任者と記載)


【A】大きくは二つあります。一つ目は社員採用の際、

   時間帯責任者を採用すると即戦力になること。

   そして二つ目は人件費が抑えられることです。


【Q】なぜ人件費を抑えられるのですか?


【A】時間帯責任者の人件費は「変動費」です。

   よって、繁閑への対応が可能です。

   正社員は「固定費」なので、閑散期でも

   抑えることが出来ません。

  

   あとは賞与などの福利厚生費も

   抑えられるメリットがあります。




■編集後記


もう6月に入りました。


お店は閑散期の所も多いかと思います。


ヒマな時期だから出来ること。


教育、クレンリネス、夏に向けた販促の立案、

などなど・・・色々ありそうですね。


また、閑散期は人件費も油断すると高騰します。


バランスを考えて、店舗運営したいですね。