人件費を適正に使用する上で、
とても重要な事があります。
それは何か!
まあ、気をつけるべきことは
色々ありますよね。
その中でも人材育成は
非常に重要ですね。
人が育たないと、生産性が上がらず、
使用時間数が増え、人件費が増える・・・。
この人材育成、
うまくなりたいものです。
今日はその中で、
クロストレーニングに
ついてお伝えします。
クロストレーニングとは、
ホールメンバーならキッチン、
キッチンメンバーならホールの
トレーニングをすること。
つまり、マルチプレーヤー
を育成することです。
自店舗でこんなことって
無いでしょうか。
【昼ピークシフト】
■パターン1
ホールは2人、キッチンも2人、計4人。
⇒お店がちょっと回らない
■パターン2
ホール3人、キッチン2人、計5人。
⇒お店が円滑に回る。
このとき、マルチプレーヤーが
いるとちょっと違ってきます。
パターン1でも
お店が回ることがあります。
基本的にホールとキッチンは、
作業のピークが若干ずれます。
例えばです・・・。
■ご来店~オーダー取るまで
ここはホールが忙しいですよね。
ご案内、メニュー説明、
お冷の提供、オーダー取りなど。
その時、キッチンは余裕があります。
基本的に、待ちの時間ですね。
■オーダーが入った時~料理が出来るまで
今度はキッチンが忙しい。
ボイル、ソテー、グリル、味付け、
盛り付けなど、一気集中ですよね。
■料理提供~お会計~テーブルセッティング
今度はまたホールが忙しい。
このときに、マルチプレーヤー
がいるとパターン1が通用してきます。
ホールが忙しいときには
ホールをフォロー。
キッチンが忙しいときには
キッチンをフォロー。
ホールとキッチンは
作業タイミングがずれるので、
とても有効です。
あるいは、こんな例は
どうでしょう。
【アイドルタイム】
お客様がいつ来るかわからない、
ひとりも来ない日もある場合。
■パターン1
ホールは1人、キッチンも1人、計2人。
⇒人が余ってしまう。
■パターン2
ホール、キッチン合わせて1人。
マルチプレーヤーが
いると、パターン2が可能になります。
つまり、人員の余剰を解決出来る
ようになります。
一人でお店を運営できるからです。
これは人件費管理において
非常に強い武器です。
ピークタイム、アイドルタイムの例を見ても、
マルチプレイヤーの育成はとても重要です。
生産性の向上の一番の鍵は、
人材育成にあります。
マルチプレーヤーは非常に実戦的な手法なので、
是非お店で試してくださいね。
数値にも確実に結びつくはずです。