こんにちは。

 

焦がすのが得意な

 

ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。 

 

 

 失敗はしようと思ってするわけじゃないから   

昨夜観た映画のせいか

今朝は早くに目が覚めて

 

 

よく膨らまなかった残り物のパンで作ったフレンチトーストを

焦がしました

 

昨日観たのは

 

これ

 

 

 

ミッドナイトスワン

 

前評判を聞くまでもなく観に行くことは決めてましたけど

 




 

 

役者草彅剛さんは

いつも

少し哀しくて

深いところで温かで

 





 

哲学者(と私が勝手に思っている)

タモリさんの近くで育つと




チンピラ役をやっても

LGBT役をやっても

こうなるのだ

と勝手に思っていました


 

 

 

 

昨夜は眠っている間も

 

 



 

映画の中の

 

 

哀しさに覆い隠された怒りの涙とか

そこに寄り添う細いピアノの旋律とか

 

 

ずっとリフレインされていました

 

 

 

 


 

 

 

最期のシーンで溢れた

美しい白鳥は

これまで観たどの白鳥より

儚く

哀しくて

 

 



絶望に溺れる湖畔で

与えることしか知らない愛が

美しくて

 

 

 

 

マスクが

涙吸水パッドになっていました

 

 

 

 

 

最近

 

映画を観ても

涙一粒くらいはあっても

そう泣けることは無かったのだけど

 

 


映画館で

エンドロールが終わっても

灯りがついても

立ち上がれなかったのは

何年ぶりの事か



 

 

 

このくらいの年になると

そこそこいろんな経験もしてきたし

そう簡単には泣けなくなるのよね

 

 

なんて

思っていましたので

 

 

少し

嬉しかった

 

というのもホント

 

 

 

 

いろんな対策も必要ですが

どうか工夫して

ぜひ観てほしいと思う映画でした

image

 

 

残念なのは

パンフレットが作られていなかったこと

 

 

 

電子版で出るらしいのですが

 


 

永久保存版だと思っただけに残念

 

 

 

そして今朝スマホに

女優さんの訃報が飛びこんできました

驚きました

 

 

 

何があったのかは知る由もありませんが

 

 

 



どうか

ご家族の悲しみに石を投げつけるようなことには

ならないことを祈ります

 

 

 


 

日本は

20代30代の死因の1位が自死

40代は2位

 

 

 


 

希望にあふれ生き生きと人生を楽しんでいるはずの年代で

自分を否定するしかないのは




 

身体とのアイデンティティも

心とのアイデンティティも




不安定で

不格好で


 

外向きの作り笑顔のように

できるものではないのかも




 

 

 

 

 

私も

20代30代では

心を病んだし

身体も壊しました

 




 

若いということは

エネルギーもあるけど

脆さもあるということ

 

 

 


 

 

社会は

先達たる者として

 

 



 

迷いや悩みや失敗を

 

おおらかに受け止め

 

肩を抱き

背中をさすってあげる存在でありたい

 

 

 

 

政治にも

この責任を感じてほしいけれど

 

 



その前に

政治家を選出している有権者として

私は

この責任をどう感じればいいのか


 

 

 

誰もが

おおらかに失敗し

道に迷い

悩むことができる社会

 

その構成員として

 

私は悩み

もがき続けたいと

 

 



今朝もまた

別の涙