信じてもらえなかった
わかってもらえなかった悲しさは
信じてるよ!
わかってるよ!
を伝える力になります
こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
昨日は食材やら買物に行って
とっぱじめにこれ買ってしまい
免税で買えよって話だけど
出会いは
効率の良さとは別の話しだな
という体験
で(どんな
ちょっと前のことですけど
クライアントと
「最強の自己紹介」をコンサルティングの中で
(Amazonはココ↑(買って(圧
一番キツイ場面
「人生の事故照会」
の
場面に突入したとき
こんなことがあったのを
思い出したので
今日はその話
そのクライアントが
自分の過去には「事故」が見つからない
と言い張るので(んなわけないだろ
と苦しんでいたので
聞き方を変えてみたときのこと
ーー私
人生で
最初に出会った「悲しさ」の記憶って
なんですか?
ーーいかついマッチョなクライアント男子
え?悲しい?
自分は
そういうデリケートな感情は持って無いっす
わはわはわはははは
んなわけないよな~~
2杯目の紅茶を勧めながら
頂き物のチョコレートも
「どうぞ」して
私は
自分の話しをしました
小学校5年生の時のこと
昼休みに7~8人の友達と
扉の開いていた音楽室に入ったとき
誰が始めるともなく
皆がそこに置いてあった楽器を触り始めました
マリンバ、太鼓、ピアノ、オルガン、、、
でも私は
「音楽の時間以外は楽器に触っちゃいけないって言われてた」
と思い
でも
友だちを注意することもなく
私は楽器には触らず
ただボーっと
楽しそうに音を出す友人を見ていまいた
そこに
楽器の音を聞きつけた
他のクラスの担任の先生が入ってきて
「なんでさわってるんだ!」
「禁止って知ってるだろ!」
私たちは職員室に連行され
ひとりづつ説教されました
ただ
私は
「触ってません」
と言ったのだけど
信じてもらえないだけでなく
先生は
「お前は最低だ!
やったことだけでなく
嘘までついて!
謝りもしない!」
当時の私は
引っ込み思案で
学校では
カーテンの陰に隠れてひっそりとしたタイプの子ども
信じられないだろうけど
頭の上から
もの凄い剣幕で怒鳴り
睨みつけている先生が怖くて
私はもういちど
「私は楽器には触っていません」
と言ったのが精いっぱいで
あとは
ただ
怒鳴られるまま
泣いていました
泣いたのは
怖かったではなく
悲しかったから
「触ってないのに」
「信じてもらえない」
ーー私
私の人生初「悲しい」の記憶は
こんなことでした
まぁ、状況的には仕方のないことだったと
大人になってからは思いますが
子どもでしたからねぇ
すると
クライアントは
真一文字に結んでいた唇を震わせ
目に涙をいっぱい貯めて
吐き出すように話し始めました
あー、良かった(人´_`)♡
(泣かせ屋
自分はこんなっことがあった
自分は学校の成績が良かった
それに比べ弟はおっとりしていて
親はいつも自分を自慢にしていた
そのせいか
兄弟の仲は良くはなかった
自分は弟をドンクサイ奴だと思っていた
大学生になって実家を離れ
年に一度くらいしか帰省しなくなって4年目の年末
「正月くらい帰ってこないのか」
と父親から携帯に留守電が残っていた
声が怒っているようで
気がすすまず
折り返しも一日伸ばしになってたら
数日後
母親からメールが来た
いつもなら
しつこいくらい電話がくるのに
なんだろうと思って開けると
冒頭からこんなだった
「親不孝をし続けて実家にも帰ってこないあんたは
○○家の恥だ!
あんたにはお金をかけて勉強させたのに
こんな息子に育つなら
勉強なんかさせなければ良かった。
母の日も誕生日も
贈り物だけ送ってくるけど
あんたには心がない!
弟は温泉旅行にも連れて行ってくれるけど
あんたは一回もない
それに
・・・
・・・
・・・」
長いメールを
茫然と
ただ
読みながら
言葉もなく
涙が止まらなかった
と
そんなつもりじゃなかったのに
「恥知らず」
「親不孝」
「死んだものと思っている」
(その他ここでは書きにくい罵詈雑言)
彼の
人生初悲しい出来事は
これでした
傷もまだナマ傷で
大きな肩をゆらしながら
大つぶの涙が
しばらくの間止まりませんでした
そして
自分は両親にとって自慢の息子なんだと思ってきた
大学にも行かず地元で働く弟は
頼りない存在なんだ、と
信じて疑わなかったのに
いつの間に変わったんだろう
想定外の罵詈雑言を浴びて
言葉もなく
ただ悲しかった
それから親とは益々疎遠になったまま
先生の話を聞いていて
それを思い出した
そんなつもりじゃ
なかったのに
今、
ご自身の息子さんから
野球チームの試合があると言われても
奥さんから
息子さんの中学受験のことで相談があっても
なんとなくお茶を濁して
避けてしまっている自分が居る
と
母親から来たメールの言葉が
心に刺青のように残っていて
「勉強にお金をかけた」
のに
「親不孝」で
「恥知らず」な自分は
幸せでいる
価値がない
ろくな父親の
はずがない
と
彼は
不本意なことを言われた自分を罰し
その悲しさを
自分の家庭に広げていたのでした
彼はとても知的な方だったので
私は
アンガーマネジメントの話をし
感情の理解をしてもらい
お母さんは寂しかっただけで
そんな言葉をうっかり使ってしまったのだと思うけど
あなたは彼女の子どもなのだから
母親を許せない
と思っても良い
心ない母親の言葉で
自分は傷ついた
と思って良い
と伝えました
その上で
悲しみの鎖は断ち切りましょう
それは
理性でできることです
息子さんや
奥様に
その時のあなたと同じ思いをさせるのは
やめませんか
と。
泣きながら
でも
しっかり頷く彼をみて
私も泣きそうになった
コンサルティングのプログラムが終わり
数か月たったころ
彼から
「家の中もクローゼットも片付けた」
と
メッセンジャーで大量の写真が届きました
(私のコンサルティングでは、必ず「片付け」をやります)
クローゼットも
ベランダも
スカスカになった引き出しの写真まであって
「やっと自分の事故照会が終わった」
と
そして
奥さんのクローゼットからは
昔自分が書いたラブレターが出てきて
奥さんに大きな声で朗読され
息子に「カッコわりー!」って言われた
って
ここは
泣いた
良かったねー
長くなりましたが
今日の
冒頭の
うさんくさい言葉は
このコンサルティングの中で
私の口からポロっと出てきたものでした
信じてもらえなかった
わかってもらえなかった悲しさは
信じてるよ!
わかってるよ!
を伝える力になります
話している時に
「へーっ!私ってこんな風に考えているんだ」
って思うことよくあります
さて、
昨日、買い物に行った本屋で見つけた景色
「人は話し方が9割」!
10刷6万部ですって!!!
すっごーー!!!!!
↑くっそー!どうしたらここに入れるんだ!
おめでとうございます!!
「話し方」だよねー
今回のこのお母さんだって
こんなこと言いたかったわけじゃないはず
著者の永松さんと
これ去年の9月かぁ
越智さんも🎶
今年は書くぞ!
日が昇ってきた!
今日の東京は
晴れのようですね
あなたも
良い一日でありますよう♪
本日は
以上!
■炎上上等!!女医が本音を語る









