コンサルティングで

 

全く同じことを

お話ししていました

 

別のタイミングですが

お二人の方に

 

 

 



 

こんにちは。

 

ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。

 

 

 

政治家のコンサルティングでは

本気で怒ることは

何度もあります

 

 

 

――ま、このくらいはいいか

 

 

 

なーんてやっていたら

 

 

 

政治生命を失うことになりかねないからです

 

 

 

だから

必然的に

 

厳しくなります

そのためのコンサルティングですしね

 

 

 

でも

民業の方にも

同じように

厳しくお話しすることがあります

 

 

 

それは

放っておくと

とんでもない事態を招きかねない

と思う時です

 

 




 

 

 

その方(Aさん)は

とても人柄の良い方でした

 

 

 

穏やかで

やわらかな笑顔がチャーミングで

親しみやすい方です

 

 

 

そしてAさんのクライアントは

業界で知らない人はいない

かなりの重鎮

 

 

 

Aさんは

仕事の取り組みについて

相談にきていたのですが

 

 



 

話しを聞いていて

なにか

ピンとこないのです

 

 



――なんだろう

 




 

と思いながら聞いていたのですが

 




 

わたしのモヤモヤ信号

どんどん濃くなっていきます

 

 

 

Aさんのクライアントをより羽ばたかせるには

どんなイベントをしたらよいのか

 

 

ご相談は続きます

 

 


 

――もやもや


――もやもや

 

 



 

Aさんは爽やかな笑顔で

話しを続けます

 

 


 

――もやもや


――もやもや

 






 

 あ?






っっっぴーーーん!!!!!

わかったー!

 




 

笑顔!

この笑顔だ!

 

 




閃いたら私はもう止まりません

 

 



 

問題なのは

Aさんのクライアントではなく

Aさんの仕事への取り組み方が

ぬるいのです


 

 

 

なーーんとなく

ふわっとしている

 

 


 

優しい人

良い人

 



 

という評価を得ることを

うっかり

無自覚で

最優先にしてしまっているので

 

 



 

自分のクライアントに

場の空気が悪くなるような厳しいことは

言わないように

なんとなく

無自覚に

避けつつ

 

 



 

「まぁ、一緒に頑張りましょう!

 

 

と言っている

 


 



 

あーーほーーーかーーーー!

 

 

 




あのね

あなたのしていること「仕事」でしょ?

 

仕事は嫌なことをするからお金がもらえるの

 

楽しい事する時にはお金は払うの

 




 

クライアントが

より輝くようにステージを整え

厳しい現実と向き合えるように

気持ちを整え

足りないものを足し

多すぎるものを取り除いて

厳しいリーダーとして引っ張っていくのが

あなたの仕事ですよね

 

 

 


 

それを

 



 

 

いつの間にか

自分が「良い人」と評価されることに

重きを置き

ポイントがずれていることに

自覚がないのです

 

 


 

 

要するに

仕事に対する

 

 

覚悟が見えない

のです

 

 



 

仕事は結果を出して初めて

そのチームが出来上がるもの

 

 

最初から仲良しでやるのは

学生のサークル

野球でいうなら草野球

 

 

 

プロフェッショナルは

勝ってから仲良くなるものです

 

 

 


何も結果も出ていない今から

「良い人」の評価を求め

「言いにくいので言えない」ことをため込んで

 



 

それは仕事ではないんじゃないですか

 

 

 

 

ここまで一気にいいましたけど

 

 

 

 

その方は

瞳孔目を見開き

口を半分あけたまま

しばらくポッカーンとした後で

 

 

 

「気がついて良かったぁーーーーー。。。」

言いました

 

 


 

そりゃそうでしょ

そのクライアントを失敗させたら

Aさんには業界から二度と

仕事のオファーは来ないでしょうから

 

 





 

他人からの評価に目を奪われると

本当に大切なことを見失います

 

 

誰に何と言われようとも

そのクライアントの行く先を見据え

最高の結果を求めて

いばらの道を歩くのです

 

 

 

それが

覚悟

というもの

 

 

 

覚悟のない仕事は

ただ

だらしないだけ

 

 

 

ちょっと厳しいけど

ハッキリお伝え出来て良かったと思いました

 

 


 

これで

Aさんと

Aさんのクライアントの行く先は

明るい方向に舵を切れたのですから

 

 

 

覚悟の見える人は

美しいものです