こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
議員秘書さんの出入りが増えてきました。
新しく登録される方も
議員事務所移動を考えて登録する方も
ぼちぼちでてきました。
面接を重ねていますが、
その合間に
議員からのご相談。
地元秘書さんが支持者からの評判がよくない。
誰か良い方がいたら入れ替えた方が良いだろうか。
う~~ん。
それって
やることやってやりつくして
それでもだめだった時に考えること
ですよね。
――「やることやって、って何をするのですか?」
足りないことを補い
間違いを正す
秘書教育です。
議員が支持者に言われて困ったと
思っている内容を
詳しく聞いてみましたら
「愛層が悪い」
「いつもしかめっ面」
「電話をしても分かっているのかいないのか」
「たまに事務所に行っても立ち上がりもしない」
「声が小さい」
なんと
教科書事例のような
典型的な地元事務所の苦情。
ちょっと笑ってしまいましたが
このどれもが
たった一つの教育で
即解決する
即効性のあるものがあるのです♪
それは
返事を覚えること。
「はい」という返事。
これさえできれば
全て解決します。
ただ
「はい」って言えばいいってものではありません。
「はい」の意味から知りましょう。
「はい」という返事は
「拝」という言葉からうまれています。
「拝」は
「おがむ」とも読みますね。
つまり
「拝」の成り立ちをみると分かり易いのですが
左側の「てへん」は「手」を
そして右側は
枝のあるもの「玉串」を意味しています。
つまり、
玉串を持って厳かに祈ることを
表している文字なんですね。
ですから
誰かに名前を呼ばれたり
仕事の依頼を受けたときの返事
「はい」
は、
目の前の人に対する
敬意を表現している
のです。
支持者に言われた苦言の
ひとつひとつに
この
「はい」という返事を付け加えたら
伝わる印象はガラッと変わります
返事そのものに
「拝」という意味を乗せて声に出すと
それだけで
聞こえ方が変わってくるのです。
これにはちょっとしたコツがあります♪
私は議員秘書の再教育をしますが、
最初にすることが
この
「はい」という返事の仕方、
そのコツの伝授です。
秘書の返事は
通常の「はい」では足りません。
議員秘書は
議員の後ろに10万余の有権者の意思を支える仕事です。
ならば返事は
「はい」の後に
小さい「っ」
と
最期に
「。」をつけた
「はいっ。」
これが議員秘書の返事。
これを覚えて頂きます。
できるようになるまで
何度も何度も
発声して身体で覚えます。
この返事が身に付いた秘書は
地元でも
永田町でも
評価の高い、
信頼の厚い秘書として成長します。
「○○さん」と呼んだ時に
「はいっ。」と
こちらに笑顔で向き直ったとしたら
呼んだ方はそれだけで
笑顔になるというもの。
返報性の法則というものがありますが
これは
気持ちの良い返事と
笑顔にもいえるものかおもしれません。
私は
その相談のあった議員に
この「返事」の仕方をお伝えし
先ずはそこから始めてみましょうと
お話ししました。
議員も孤独で不安。
いつも強くてバリバリしているわけではありません。
厳しく忙しい仕事だからこそ
心を亡くすことのないように。
「はいっ」は「拝」
心をお大切に♪