こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
ここで何度か
「梅干しを干す用のざるがみつけられない」
と嘆いていたのですが
見つかりました~~~!!!!!
これ↓
もう願ってもない品物
いえ
作品でした。
このざるに巡り合ったのは
まぎれもない
運命!
本当のホンモノの
運命だと思いました。
私が「ざるがみつからない」と
このブログで何度か呟いて(ぼやいて)
いたのですが
ブックオリティという出版ゼミで
同期の
アヴェジュンコ
という素敵な女子が
ざるざる言っている私を見るに見かねて
「こんなお店があるみたいだけど、どう?」
とサイトのURLを送ってくれました。
さすが
アヴェジュンコ!(審美眼で日本を変えた人)
そのサイトには
ステキな品物がたくさん並んでいて
ネットで購入するならここがいいなと
思うほど素敵でした。
でも
この先長いお付き合いになるであろう
ざる
を購入するのですから
しつこい
私は
実際に
この手に取って
作った方から
うんちくを聞いて
うわー!
すごーーい!
と
感動して
「これください!」
という
出会いを欲していました。
高級志向とか本物志向とかではないんだけど
大量生産
薄利多売で
日本の戦後経済は発展してきました
突然の大上段
でも
そろそろその時代は終わりかと
薄利多売の品物は
たくさん作って
ガンガン売らないと
利益はでません
その「お買い得な品物」を作るのは
労働力を搾取されるに等しい
アジアの小さな町の子どもだったり
貧しいお母さんだったりするのかもしれないと思うと
その品物から
哀しさが溢れてくるようで
切なくなるのです
「ざる」は
「荒物(あらもの)」といって
美術工芸品ではなく、
しかも
大量生産のものでもない、
「荒物」
農家の閑散期に作られたりする
素朴な日用品をこう呼びます。
私は
日常使いする
「荒物」を
実際に作っている人から
買いたかったのだと
その教えて頂いたサイトをみていて
気づきました
遅いわ
そこで
「実際に手に取って、顔を見て買いたい」と
もう一度ブログに書いたら
ある方から
「ここはどうですか?私は竹の茶こしを買いました」
と
サイトをご紹介頂きました。
みると
そのお店のご主人は
代々継がれている竹細工の名工のよう。
ぴーーん!!
いーこおっと!
行きました
衆議院解散になるんじゃないかと
議員会館全体が不機嫌そうな日に
ちょうど
1.5時間くらいの隙間時間があったので
電車で片道40分
往復80分
だったら10分見られる!!
見る時間短いけど
イケないよりはマシ!
電車乗っていきました!
駅に着いて
大通りに向かって少し歩くと
そのお店の目印
「竹細工のぞう」が
通りの向こうにふわぁッと風に揺れながら小屋根の上に見えました!
ひゃっほうー!
見つけられるかもしれないワクワクで
もうここからはスキップ♪
信号が変わって
ラララララーーンと駆け寄る私
スーツでしたけどww
小さなお店の手前は工房で
綺麗に磨かれたガラス戸から
中の様子が見てとれます♪
やったー!
きっとここにある!
私のざる!
竹清堂!
引き戸を開けて
そっと中に入ると
棚には
丁寧に作られたステキな作品がたくさん
でも
しっかりと
「荒物」であるざるもありました。
「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」
奥から出てこられた奥様(と思われた)女性に
「ざるを探しています」
と私
ここはざるがほとんどじゃないの、
それじゃわからない
「梅干し用の」と言いながら、
店内にある品物をひとつひとつ見てゆきました。
教えてくれた方が買ったといっていた「茶こし」
サイトで見ていた角ざる、盆ざる、、、、、
丁寧に作られたざるをみていると
ふと
小さなざるに目が留まりました。
ひときわ丁寧に作られた
麻の葉編みのざるでした。
でもそれはおにぎりが3つ乗ったらいっぱいになりそうな
手のひらサイズ
(小さすぎて、梅干しは干せないなぁ)
と思っていたら
奥からご主人が出てこられて
「少しお待ちいただきますが、大きなものも作れます。
ほとんどご注文で作っていますので」
と
見本の大きなザルを持ってきてくれました。
( ・`ー・´) + キリッ
私の眼はハートになっていたと思います
😍
これこれ!
これ!
私が欲しかったざる!
時計を見ると
滞在可能時間の「10分」が
既に過ぎようとしていました。
「すみません!時間が無いので名刺でも良いですか?」
注文書に書く時間がなかったので
そういったら
「もちろんです」
あーよかった
私の顔写真付きの名刺を差し出すと
今日は長いね
でもここが盛り上がるところ!
奥様が
私の名刺を見て
「・・・え、、あら?!」と
――え?わたし会ったことないけど
「・・あのぉ、間違っていたら、大変申し訳ないのですが」
――あ、はい。
「わたし、お花を習っていまして
もう5年、この方に習っているのです」
といって
そばに置いてあった本を差し出してくれました
「この方が私の師匠なんですが」
――はい。「谷匡子」さん?
「わたし、その先生の知り合いで
あべじゅんこさんという方のインスタをフォローしていて」
――え?
――「あべじゅんこ」さんって
私が知っているのは
「アヴェジュンコ」だけど
「その方のインスタで、お見掛けした写真と同じかと思って」
――え、えぇ~~~~!!!
――アヴェジュンコ
ーーあの、天国に住んでいるような
ーー私の知っているアヴェジュンコ!間違いない!
FBで私にこのお店を教えてくださったのは
おなじ出版ゼミの同期
モナコ在住の
美の巨匠
えみちかさん
主催のランチ会に
私がゲストとしてお招きいただき
そこで知り合った方でした。
そして
その方が教えてくれた
「ざる」のお店で
「もしかして」といわれて驚いたのが
同じゼミの同期
マリア様のような
びっくりするくらい
優しくて美しい
アヴェジュンコさんでした。
えみちかさんも
アヴェジュンコさんも
同期の仲良し
でも、
私にサイトを教えてくれた方と
竹清堂の方は
この関係を全く知りません
3ヵ月後に私の台所にやってくる「ざる」は
友だちと友だちをつないでくれた
運命のざる
わたしが探していたのは
これだったのです
シンデレラな滞在でしたが
私はあのお店に
いえ
あのざるに
「迎えに来て」と
呼ばれたのでしょうか
そのことを教えてくれたのが
友だちのつながりでした。
今日は
いつに増して長くなりましたが
何かにこだわりがつきまとう時は
その感覚を大切にすべきなのだと
教えてもらった気がします。
自分の感覚を大切にすること
自分の周りに置くものは
自分の味方だけにすること。
いつも私が言っている言葉ですけど
その在り方を、改めて知らしめられたできごとでした。
今日は
こんな運命のお話でした♪
最後まで読んでくださって
ありがとうございました♪






