こんにちは。

 

ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。

 

 

昨日お招きいただいた

えみちかさんの豪華ランチ会♪

 


とても印象的なご質問があったので

今日はそのことを書こうと思います。

 

 


私はゲストスピーカーでしたので

 

コース料理のお皿が二つ変ると

次のテーブルに移動して

そのグループの方々とお話をする

 

という

楽しいルールに則って

移動しつつ

お料理とおしゃべりを楽しんでいました。

 

 

拙著「最強の自己紹介 」の

作り方のピンポイント

「冠言葉」のもう一つの価値や

パフォーマンスの大切さなど

 


セミナーや

鈴鹿塾でお話しすることを

ご質問に答える形で

お話ししていた時、

 


とても印象的なご質問を頂戴しました。

 

 

今回の統一地方選での勝率が

91%だったと

私が言った後のことです。

 

 

負けた人は、どうして負けたのですか?

何が足りなかったのですか?

 

 

いっけん

普通の問いのようですが

 

私には

 

ズドンと芯をつく

ど真ん中の質問でした。

 

 

候補者の指導は同じです。

 

 

選挙区や

様々な事情によって

情況は異なりますが

演説、

立ち居振る舞い

挨拶の順序

告示日からの活動方法

 

結果的に勝った人にも

負けた候補者にも

 

同じ指導をしています。

 



 

そのうえで

落選した候補者は

 

 

「何が足りなかったのか」

その場で理由を探しました。

 

 

 

それは

投票率がどうだったからとか

政党の推薦がどことか

組織団体が付いていたとかいないとか

 

 

選挙の総括とは

全く異なる観点での

問いでした。

 

 

その方の顔を思い出し

数秒間

考えました。

 


どうして

落選したのか

 

 

そして私の口をついて出たのが

 

「当選するんだ!

当選してこれをやるのだ!という

思いの深さが足りなかった、と思う。

 

これから

どんな事があってもやり抜くという

覚悟はあったし

それは今でも変わらない。

 

 

でも、

その覚悟の『深さ』が足りなかった」

 

と。

 



その方は、

知力、気力も十分

覚悟も座っている方です。

 

でも

様々な困難に出会うたびに

 

どうしてその壁を越えられないのか

その理由を

毎回私に訴えてきていました。

 

 

要するに

できない理由」を

何よりも先に

私に訴えてくるのです。

 

 

できない理由は

いくら並べても

一歩も前には進みません。

 

私は

その度に

 

「どうしたらその壁を越えられるのか」

一緒に考えるところから

始めました。

 

 

話しながら

その方が落選した理由に

気がついたのです。

 

 

困難なことに出会うと

恐怖や

混乱から

つい

自己防衛にまわりこみ

 

「どうしてそれができないのか」

できない理由を

数え始めたくなるものです。

 

 

でも

選挙の現場で

それをやっていては

勝利の女神は微笑みません。

 

自分が傷つかないための言い訳を考える暇があったら

さっさと次のステージに向かうための

作戦を考えた方が

理に適っているのです。

 

 

これは

ビジネスでも

プライベートでも

同じ。



「できない理由」は

いくら考えても

何も生まないし

誰ひとりとして魅了することはできない。


だったら、ただの無駄。

 

 

ご参加の方の質問に答えながら

 勝つ人と

負け続ける人の

決定的な違いを

改めて考えた時間でした。





 

写真は

私の大好きな

心から尊敬する

エミチカさんと