こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
今日、
所用で「日本橋高島屋」に
行ってきました。
「日本橋高島屋」は
日本橋にある
高島屋
なので
二子玉川にある
高島屋と
同じなのですが、
何が違うって
この建物は
デパート建築で初の
「重要文化財」に指定されているのです。
正面の入り口を
入ったエントランスの吹き抜けは
「パリのラファイエットを思い出すわぁ」
なーんて
カッコつけたくなるくらい
オシャレで
優美な雰囲気があります。
私は
この日本橋高島屋に
置いてあるものが
ツボにはまることが多く
探し物をして
たどり着くお店でもあります。
でも
何と言っても
あの風格というか
堂々した雰囲気はどこから出てくるのかと
思ったら
この建物は
1933年
昭和8年の建築
国会議事堂が
1936年
昭和11年に竣工しているので
同世代の建築物だったのですね
様式美とでも言うのでしょうか
建築に詳しいわけではありませんが
エレベーターに乗ったとき
「国会のエレベーターみたい」
と
思ったのです
↑国会議事堂、参議院のエレベーター
↑日本橋高島屋のエレベーター
三枚扉
特に内部のディティールが
とても
よく似ているのです!
そして
感動したのは
「エレベーターガール」♪
今どき
どこの百貨店も
自動運転だと思いますが
日本橋三越の本館は
エレベーターガールが
白手袋をつけて
丁寧に
各階の案内をしながら
乗客に語り掛けるように
「3階は宜しいでしょうか。
はい、
では、次は4階に停まります」
といって扉を閉めます。
4階に着いたら
扉を手で押さえながら
いったん外に出て
「上へ参ります。上でございます」
と周囲を見渡します。
そして
「お待たせいたしました」
と言いながら乗り込み
「上に参ります」
丁寧なんです。
めっちゃ
ゆっくり
急いでいる時なら
イラっとするかもしれないくらい
丁寧で
ゆっくりなんです。
日本橋高島屋は
優美な時間を
お買い物を通して
たっぷりと楽しんで頂くために
商品を通して
「サービス」を売っているのです。
今日は
仕事の用で行ったのですが
売り場の店員さんの「優美」な振る舞いに
目の端に飛び込んできた
前から欲しかった
BERNARDAUDのお皿を
お買い上げ♪(笑)
ネット通販では手に入らない
この
対面販売の笑顔での「サービス」
存続の危機が語られる「百貨店」ですが
日本橋高島屋が
別格に見えた
優美な接客サービスでした


