こんにちは。

ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。


電車で選挙区に移動している1時間の間
隣に座っていた男性は
ずっと
何かを書いていました。

クリップの付いた板に
挟みこまれた書類

熱心に
書いては消しゴムで消して
また書いて

一心不乱とはこのこと。


二、三行書いては
じっと睨んで
また消す

短くなった鉛筆には
サック?っていうんでしたっけ
銀色の帽子みたいなのが付いていて

消しゴムも
ポトリと落としたら
絶対に見つけられなくなりそうなほど
まあるく小さくなっていて

どちらも
大切に使われている心地良さが
ありました。

私の原稿も
側で見ていたら
二、三行
書いては
じっと眺め
削除して
また書いては
消し

同じことしてるんだろうな
と思いながら
よく動く先の丸くなった鉛筆を眺めていました。

エアコンに揺れたその書類に
ふと見えた

「日報」

の文字


あー、
私も書いてたことある
秘書やってた時

地元事務所に来た人
かかってきた電話
相談事
全部記録に残さなければならなくて
大変だったなー
    
次に止まった駅で
バタバタと降りていった
立ち上がったその男性は

作業着にタオルを首から巻いているだけで
上着も着ていませんでした

今夜は雪になるところが多いとか

でもタオルがあるから
大丈夫だ!

雪になる前にお家にたどり着けー!
がんばれー!

日報つながりを
ひとりで楽しんだ
移動時間

皆さんも雪
お気をつけて