こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
企業のコンサルティングをしている中で
エグゼクティブの研修をお引き受けすることが
増えています。
そこそこの年齢の方であっても
いちどバッサリ
コッパミジンコになって頂くのですが
エグゼクティブに
特徴的なことがあります。
新入社員研修や
再就職の研修などで使うと
不機嫌になる方が
必ずでるのですが
エグゼクティブは
ずっと同じリズムで
ずっと同じ顔で
仮題に取り組むのです。
自己紹介文を作るにしても
指定した文字数でつくるのは
本当に心を砕くのですけど
この時
エグゼクティブは
皆さん
ご自身の感情のコントロールが
完璧にできていて
できるようにただひたすらに取り組みます。
それは、自分自身の問題の深堀り作業を続ける際も
同じです。
「難しいですね」
と苦笑いしながらも
決められた時間の中で
誠実に対処しようとします。
この風景を見ていて
思い出したのが
霞が関の官僚の方々の姿でした。
彼ら彼女らも
難しい課題に取り組むときは
同じように
苦戦しながらも
不平不満は決して口にせず
取り組む姿勢を崩しません。
何度も
リッパだなぁと思ったことがありましたが
民業のエグゼクティブも
同じ反応でした。
難しい課題に取り組むとき
出来そうもないと思ったり
時間が足りないと思ったりすることは
よくありますが
このとき
一般的によくある
「デキない理由を探して相手に伝える」
という
無駄な時間の使い方は
絶対につかわないのです。
できない理由を探したところで
問題の根本的解決には
ひとつもなりません。
それよりも、
少しでも効率よく
完遂するには
何にどうやって取り組めばよいのか
そこに注力する。
集中するのは
これだけなんです。
解決に直結しない無駄な問いを並べたり
不平不満で自分をいっぱいにしたり
できない理由を探したり
など
無駄なことをしない。
それだけでも
充分
思考の効率は上がり
結果
問題解決に資するのでしょう。
取り組む姿勢を拝見して
私もがんばろっと
と
思いました。
