こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
【形相】 もしも、あの人に笑顔があったら-
ニュースを見ていて
「もしも、報道されるあの人について、
チャーミングな笑顔があったら
評価も少しは変っていたのかも」
と思ったのは、
被疑者 カルロス・ゴーン氏について。
*上記呼称については、文末に考えを記しています。
釣り上がった眉
釣り上がった眼
同じく
釣り上がった鼻
への字の口元
眉間に縦ジワ
隙のない完璧な服装
確かに、
大企業のCEOともなれば
この厳しい表情は
リーダーシップ
貫禄
信頼
など企業の社会的評価を高め、
安定させるのには必要不可欠な要素です。
ただ、
少しの隙も無く
鉄壁のパーツだけで印象を作り込むと、
ほんの少しの「ブレ」が
亀裂となり、
信頼は一気に崩れ落ちます。
自動車のハンドルに
「あそび」と呼ばれる
ゆとりの部分が設けられているように、
人も
「強さ」などの
一つの要素だけで
100%作り込んでしまうと、
その人への評価が
誰から見ても
どの角度から見ても
常に均一になり、
他の要素を受け入れる
ゆとりがなくなってしまいます。
「ゆとり」
つまり
「隙がない」
と言うことは、
「空き(すき)」
「好き(すき)」
になる隙間もない
と言うこと。
「あの人、隙がないよね~」
と言うときは、
「あの人、近寄りがたいよね~」
「あの人、
信用すると痛い目にあいそうよね~」
「あの人、友達にはなりたくないよね~」
そんな意味で使いますね。
セミナーでも私は良く言うのですが、
「隙(すき)」は、
「好き(すき)」になる
「空き(すき・あき)」スペース
があるから、
ゆとりとか色気とか人気とかが生れるのです。
いつもはチャラいあの人が、
ボランティア活動のとき真剣な表情で
ゴミ拾いをしていた。
いつもしかめっ面のあの人が、
赤ん坊を見かけた途端、
満面の笑みになった。
こんな「隙」を見かけたら
その人を「好き」になる「空き」が
生れるのです。
テレビのニュースを見ていて
もし、
私たちが日常的に見る彼のイメージに
チャーミングな笑顔
お茶目な表情
などがあったら、
報道のされ方も
もう少し変わったのかも知れない
と思いました。

くり返し報道される
被疑者のかつての表情の上に、
新聞報道などの文字情報が重なり、
自分の事件に対する
考え方や評価が作られてゆく。
私たちには
憲法で保障された
「知る権利」があり、
「思想良心の自由」があります。
入ってくる情報だけでなく
知ろうとする知識欲も高め、
その上で自分の考えを構築する。
その権利が保障されていることを
存分に謳歌しようと思います。
今のこの時代だから出来るこの自由を
存分に堪能しようと。
私はあらゆる事件や犯罪に関して、
刑が確定するまでは
「推定無罪」の原則を貫き、
報道で伝わる内容についは
憶測も加味されていることを
肝に銘じて情報を受け止め、
自分の考えを整理するようにしています。
今日はちょっと
大掛かりになってしまいましたが
たまには、ね (^▽^;)
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