こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。


「苦しいです」

 

それは友人からのメッセンジャー

 

 

その人は、

人間関係のトラブルで

長年勤めた会社を
辞めることになっていました。

 

トラブルが起きた当初は

「私が貢献してきた実績を

評価してくれない会社なんて辞めた方が
良いと同僚も言っている」

と小鼻を膨らませていました。

 

 

確かに

彼女の話を聞いていると、

愛のない会社だなぁと思いました。

 

上司に風邪で熱が出たので
早退したいと言うと、

「羨ましい。自分もこのタイミングで
風邪ひきたいけれど会社に迷惑かけるから」
と嫌味を言われ、

 

部署が統廃合されるとき、

自分は一番苦しそうな部署に残り

「地べたを這いつくばるように
仕事をこなした」のに

 

「誰も評価してくれない」

 

 

体調不良も続き、

定年退職までの道筋も
クッキリ見える年齢でもあるし、

ここらで「起業」でもして
自由に思いっきり働きたい、と。

 

 

私はふんふんと聞いているだけでしたが、

その鼻息がため息に変わってきたのは

「退職願い」を会社に提出した頃から。

 

「賃貸のマンションが建て替えで
1年後の更新が出来ないと言ってきた」
「長年通っていた美容室が知らない間に
閉店していて、その店長もどこに行ったか
分からない」

「パリで買った大好きな傘を無くした」

と、

「大切なものが次々と無くなる」

そして

「苦しい」

と。

 

 

このような状況の場合、

私は慰めません。

 

と言うか、

私的には

 

おめでとう~~~~!!!!!!!

次のステージに進むのね~~~~!!!!!

 

です(^^♪

 

 

なぜなら私にも

同じような「からっぽ現象」が
何度かあったから。

 

 

大切だと思って、

手の中から消えないよう

必死で何年も何十年も

守り続けてきた
色んなものや

色んな人が、

 

砂が零れ落ちるように

跡形も無く、

手のひらから

サラサラと

音を立てて消えてゆく。

 

つぎつぎと。

 

 

大きな入れ物が空っぽになる感じ。

 

お皿をひっくり返して、

底をパンパン叩いて、

空っぽになって何も無くなる。

 

そんな途方に暮れる感覚を

私も経験しました。

 

 

でもね、

 

そうなったら次に来るのは、

 

これまでと
サイズの違う未来かも知れません。

 

少なくとも

私の場合はそうでした。

 

 

大丈夫。

あなたも覚えていると思うけど、

 

私も数年前、

あなたと同じように1時間ごとに目が覚める

苦しい時期があった。

 

でも今、

それがあって本当に良かったと思うよ。

 

 

と伝えました。

 

 

彼女を見ていると、

当時の自分を思い出して

苦しかったことが蘇るのですが、

 

それが不思議なのですけど、

懐かしい

とか

愛おしい

という感情が湧いてくるのです。

 

 

苦しんでいた自分が愛おしい。

 

 

受験期の自分の写真を見ているような、

今はもう無くなった

実家の居間で寝転んでいるような、

不思議な感覚でした。

 

懐かしくて

愛おしい

セピア色の自分。

 

 

選んだのなら

胸張って進むしかないね。

 

がんばれ!

 

 

 


 

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