こんにちは。

ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。

 

 

先日、

番組取材のサポートをしている時、

チョットしたことですが

気になったことがありました。

 

その理由を考えて思い出したのが、

むかーし叩き込まれた

議員秘書のたしなみ」です。

 

 

先日の収録の合間、

 

タレントさんをご案内して

ある国会議員事務所を
訪問したときのことです。

 

 

会話が弾み、

ご一緒したタレントさんと議員と私の三人で

大笑いした時のことでした。

 

テーブルの後ろには

控えの秘書が座る椅子があるのですが、

そこからも

笑い声が聞こえてきたのです。

 

 

私も大笑いしていましたので、

誰でもその場に同席していた人が笑うのは

自然なことです。

 

 

でも、

私は
その笑い声に

違和感というか、

嫌悪感をもちました。

 

不愉快な印象です。

 

笑い方が変だとか、

わざとらしいとか、

そういうことではありません。

 

 

ましてや、

楽しい場面で大きな声を出して笑うのは

失礼なことでもありません。

 

 

でも、

私が「不愉快」と感じたのは、

秘書時代に

徹底的に叩き込まれたことだからでした。

 

 

秘書が議員と
同席している場合、

 

秘書は
「影」に徹しろ!

 

 

例えば、

会議室で高名な議員の発言に

周囲が拍手喝采をしている場面でも、

 

秘書は
拍手をしてはいけません

 

理由は、

秘書は「影」だから

です。

 

「影」は人を評価しません。

 

 

「拍手」は

その出来事に「イイね!」をしている
「評価」と同じです。

 

これと同じように、

 

「笑う」ことも

「それは面白いですね」=「イイね!」
という「評価」

に他なりません。

 

ですから、

楽しいパーティーの席でも

秘書が大笑いすることはないのです。

 

 

国会議員は

有権者から選ばれた存在です。

 

 

ですから当然、

秘書とはステージが違います

 

人格の良し悪しとか、

人間性がどうだとか、

そういうことではなく、

 

衆議院議員であれば、

10万の人々の「イイね!」という選挙結果の

「支持」があって、

初めてバッチが着いています。

 

その

有権者の負託に応えるのが

議員の仕事であり、

それをサポートするのが秘書の仕事。

 

 

秘書の個人的な良し悪しの判断を

議員活動に加えてはならない。

 

昔、こわーーーい大物秘書さんに

みっちり仕込まれました。

 

 

その感覚が私の中に根付いており、

「議員室」という場所で、

背後の控えの席からの笑い声に

一瞬「不愉快」を感じたのでした。

 

 

今日はなんだか
ウンチクがましくなってしまいましたが、

 

あのとき、

ふと感じた不快感の理由を考えていて

思い出した話でした。

 

 

この余波なのか、

 

私はパーティーなど

知らない人が大勢人いる会場で

食事をするのが今でも苦手です(;^_^A

 

 

そろそろ

このクセも脱がないと

 

とも思った出来ごとでした。
 

↑この写真中央の椅子は
予算委員会で総理が座る椅子(^^♪

 

 

 


 

□読者登録
よろしければ読者登録よろしくお願いいたします。

 


□鈴鹿久美子著書
「会う人すべてがあなたのファンになる 一流の魅せ方」

 

 

■株式会社インスタイル
  ◎ 代表 鈴鹿久美子プロフィール はこちら
  ◎ 政治家コンサルティング はこちら
  ◎ 執筆・講演依頼 はこちら

 

 

■国内唯一の「議員秘書」専門の転職マッチングサービス
  ◎ 議員秘書.com はこちら