こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。

 

 

 

今日は、

 

 

立派だなぁ

 

と思う候補者のおはなしです。

 

 

 

その方とは

知人を介してのご紹介で
お目にかかりました。

 

カラー診断や骨格診断で
コアスタイルを検討する時、

何枚も布をあてて

あーだこーだ言っている私とスタイリストに向かって、

 

「こんな顔ですのに、申し訳ないですなー」

 

と、私たちを笑わせました。

 

 

 

たしかに、

一代で事業を成功させただけはある!

と思わせる

厳しいお顔立ちをされています。

 

 

でも、

とても優しい表情をされる方だという印象でした。

 

 

 

スーツオーダーの席では

採寸しているテーラーさんに、

 

「私の足元まで、
しゃがんで頂いてすみませんなぁ」


と、申し訳なさそうでした。

 

 

 

 

選挙区での写真撮影時、

 

同行するカメラマンに

事前に

「良い人なのよ」と伝えてはおりましたが

 

屋内、屋外と

数時間

撮り進める中で

 

カメラマンが

私にしみじみと

「鈴鹿さんの言う通り、本当に良い人ですね~」

と、ささやきました。

 

 

 

撮影を終え、

カメラマンと片付けをしていたら

 

「こんな遠くまで来ていただいて本当にすんませんなぁ」

と、お米を持たせてくださいました。

 

 

30㎏(笑)

 

 

お米を頂いたから言うわけではないのですが、

 

どんな人にも

どんな場面でも

気遣いの言葉かけ

決して偉そうにしない

立派な方だなぁ

と、お目にかかるたびに思っていました。

 

 

そのうち、

私は

どうしてもこの方を勝たせたい!!

と余計に熱が入ってきます。

 

 

先日はその方の公開討論会でした。

 

 

私は、
他の候補者を圧倒して

有権者の心にビンビン響かせたく、

 

自己紹介原稿と

個別の政策演説原稿を書き、

 

現場へ出向きました。

 

 

当日、昼の打ち合わせで

私が相手候補の弱点を指摘し、

そこを意識してこう言うべきだ

と話していましたら

 

「まぁ、あの子も、わかっておらんからねぇ」

 

と。

 

 

??

 

「あの子」

対立候補をさしてこう仰います。

 

 

まぁ、敵は年下だしね、

と思っていました。

 

 

 

 

さて、公開討論会。

 

会場の一番後ろの席に陣取って

PC広げて、カメラを向けておりました。

 

 

名前を呼ばれて登場―!

 

カッコいい~!

スーツもやっぱりこの色にして良かった!

ボタン位置もピッタリ!

ネクタイも品よくて

シャツとのコントラストもきれい!

 

 

それに比べて

相手候補のネクタイ、だっさー!

 

私はひとり悦に入っておりました。

 

 

 

緊張の中、

討論が始まり

 

自己紹介も

政策討論も

朗々とこなし

合格点!

 

あとは、

相手候補の方の若さに引けを取らないように

活動性の表現力をもう少し加えよう。。

 

そんなことを思いながら

終了後、
打合せのため選挙事務所に向かいました。

 

 

お疲れさまでしたと
短い慰労の言葉の後、

私は、

会場で相手候補が話した内容を
打ち込んだメモを示しながら

敵の政策の弱点を示していました。

 

 

 

その方は

先ず、

私の労をねぎらい、

 

そして、

 

「わたしはね、討論会が終わってから

あの子に言ってやったんですよ」

 

 

はい、?

 

 

「あんたな、あんなこと言ってはだめだよ。

あの政策はもう議会で
決定していることくらいわかっているだろう。

みんなにバカにされるよ。しっかりせな、な。」

 

 

と、いつも通りの

やわらなか笑顔に

優しい口調。

 

 

 

まさに、

「敵に塩を送る」

上杉謙信?!

 

 

 

自分の子どもくらいの年齢の

敵である若い候補者を

「あの子」と呼び、

 

弱点を示して、

やさしく言い諭し、

将来を心配しているのです。

 

 

 

この場面で驚いたのは

私だけではありませんでした。

 

取り巻いていた支持者からは、

「そんなん、言ってあげなくても!まったく人が良いんだから」

と言われていました。

 

 

選挙事務所は爆笑の渦。

 

 

 

 

しみじみ思います。

 

こういう人が、

政治家としてこの地を治める人になることが

この国を豊かにするのだ、と。

 

 

私は

自分の狭さを恥じながら、

 

やはり、

 

どうしてもこの方に勝って頂きたい

改めて思いました。

 

 

立派な人って

いるものです。

 

 

 

私も

頑張らなきゃです。

 

 

 

今日は

選挙の実話

でした(^^♪

 

 

 


 

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