こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
「内閣改造」ってナニ?シリーズ3回目となりました!
さて、
議員秘書は
「秘書」ですので、
「内閣改造」には関係ないか、
というと
そうではありません。
「内閣改造」で、
自分のボス(議員)が役職に就くかどうか、
こっそり任命式用のモーニングを準備したり、
いやいや、
今回は良くても「副大臣」だろうから、
普通のスーツの
上等な方を用意しておこう。
だったら
ポケットチーフは麻にしようか。
などと
頭の中はいっぱいです。
でも、
万が一、
「大臣」になれたら
次の選挙は安泰だなー!
でも、
失言とかしそうで心配だから
やっぱり副大臣がいいのかな
でも
大臣になれたら
自分も「秘書官」になれるかも?!!
そんな迷いや思惑が
そこらじゅうを彷徨っています。
この「秘書官」というのは、
(議員が)大臣として投下される役所で
大臣と事務方とのクッション役でもありますので、
その役所のキャリア官僚で、
課長補佐クラスの方が就くことが多いです。
仕事内容は、
国会開会中には大臣席の後ろに控えて、
何か答弁に詰まったときなどに「メモ」を入れたり、
耳元で囁いたり。
「カバン持ち」と言われるように、
大臣の鞄を持ってどこに行くにも半歩下がったところに居たり、
議員会館で勤務する秘書とやりとりしながら、
日程調整をしたります。
この日程調整が煩雑で大変だったり、
何か事情があるときには、
その議員に元々ついていた秘書が
「秘書官」として採用されることがあります。
秘書官になれば
お給料も少し上がります。
この「秘書官」ポストを願って
右往左往
策略跋扈(さくりゃくばっこ)する
つまらない輩もおりますが、
そうではなく、
本当に立派な秘書もいます。
彼は
私が信頼する政策秘書のひとりですが、
議員が大臣に任命されたとき、
議員から
「キミを秘書官にと考えているが、どうだい?」
と言われました。
通常なら大喜びするところでしょうが、
彼は、
「大変有難く、身に余る光栄です。
しかし、
自分より古くから議員に仕えておられる公設第二秘書のAさんを、
秘書官に任命された方が、
事務所内のバランスには良いかと思います。
Aさんは、こんな時もあんな時も
長年議員に仕えて来られたと聞いております。」
と言い、
話しが表に出る前に辞退したと言います。
自分の身分や給料、
ましてや世間体や自慢話などよりも、
自分が相手の立場だったらどうだろう と
議員と事務所内部の在り方を考えたときに、
誰がどこにいることが最良かを大切にした
と言いました。
律儀すぎて涙がでます。
今でも彼はその議員事務所に勤めております。
控えめで表立っては姿が見えないのですが、
何か議員の仕事の成果が表面に出るとき
よく見ると彼の仕事がチラリ。

「裏方」
「黒子」
と言われる議員秘書ですが、
議員秘書の資質次第で、
その国会議員の仕事の厚みが変わるのは
間違いありません。
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