こんにちは
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
秋雨が降りはじめると
我が家は
子どもの誕生日が二人続けてやってきます。
もう皆大人になりましたので
特に何をするでもないのですが、
窓の外の雨を眺めて思い出すのは
初めての娘の1歳の誕生日のことです。
私はその日
「もう1歳になってしまった。
人格を育てる3歳までの1/3を終えてしまった。
まだ何もきちんとできていないのに」
と
親として未熟な自分に
もの凄く焦りを覚えたことを思い出します。
今思い出すと
テヘペロですが。
その誕生日は
祖父母が用意してくれた
大きな苺をのせたケーキで祝いました。

娘は
「ご!」「ご!」(いちごのこと)と
指をさして大喜び。
ちょっと目を離したすきに
娘は
ケーキに修復不可能なほどの大きな穴をあけ、
満面の笑みで指に付いたクリームをなめていました。
それを見て皆で大笑い。
幸せな景色が
今も鮮明に残っています。
子どもの誕生日は
「自分が親になった日」
でもあります。
自分の子どもは
比類なく可愛い分、
命に代えても惜しくないと思えるほど
何をしても
何があっても
心配で
何より、
自分が「親」であるということが不安で
不信でした。
今となっては笑い話ですが、
自分が自分以外の人格に向かって
「ダメ!」
なんて禁止事項を言っていいのかと
真剣に悩んでいました。
近所の図書館にある育児書と児童心理学の本は
妊婦のうちに読破していましたが、
教育関連図書も
「図書館の棚は読破しよう」と決めていた辺りが
幼くて無知な自分を思い出し
吹き出します。
「子ども3人も育てたらベテランね」
と言われることがありますが
とんでもないことでございます。
子どもの年齢の分だけ経験値は溜まりますが、
子どもが10歳なら
10歳のその子のお母さんとしては「1年生」
だと
ずっと思ってきました。
子どもが1歳の時には1歳の
子どもが30歳の時には
「30歳の娘を持つお母さん」の1年生。
ベテランにはほど遠い
と
いつも、
今も思っています。
お母さんになって三十数年
子育てに後悔はありません。
でも、
未だに
「お母さん1年生」であることに
変わりはないと毎年思います。

窓の外の雨を眺めながら
そんなことを思いました。
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