こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
「鈴鹿さん、やってしまいました・・・。妻が口をきいてくれません」
消え入りそうな弱々しい声に
その方だとは思えず、
携帯の着信表示を見直してしまいました。
「何かやっちゃったんですね?!」
イケメンだからねー、
女かぁ、、、
議員辞職と
謝罪記者会見の算段をしながら
覚悟を決めて聞きました。
「女、ですか?遊んじゃった?」
「いえ、女じゃなくて」
女じゃない
じゃ
男?
「いえ、鈴鹿さん、子ども」
えーーっ!こども?!!
一瞬、手錠腰縄で連行される映像が浮かびましたが
さすがにそんなはずはない。
「いやぁ、昨日は久しぶりにオフだったので、
奥さんと子どもを連れて遊園地に行って、
夜は外食したんです」
はいはい
「それで家に帰ってから風呂に入ってテレビを見ていたら、
奥さんが
『(あなたは)のんびりできていいわね』
っていうから
僕は
『今日は家庭サービスしたじゃないか。食事も外だったんだし、君も少しは楽できただろ?』
と言ったことが奥さんを怒らせてしまって」
あー、それですね。
日頃から危ないと言っていたのに。

奥さんの怒りポイントは
「家庭サービス」
サービスって何?
じゃぁ、私は「家事サービス?」
となるのがオチ。
なのですが、
旦那さんとしては
疲れているのだから家で寝ていたいところを
頑張って遊園地に行った。
夕食も家で食べたいけど、
奥さんが大変だろうと思って外食にした。
なのに
感謝もしてくれない。
それどころか
怒りだした。
奥さんからしてみたら
いつもと同じように
子どもと遊んで夕食を食べて、
洗濯して、
という日常に夫が加わっただけ。
しかも、
外出から帰って来るなり
さっさとお風呂に入ってテレビを見ている。
私は、洗濯しているのに。
ちょっと想像力を働かせれば分かる程度のことなのですが、
「家庭サービス」
なんていう
血も涙もない言葉が火に油。
私は、
ただただ自分が悪かったと言って謝ることをお勧めしながら、
「絶対に使ってはいけない言葉」禁句例
を挙げてて説明しました。
家庭サービス
家族と過ごす時間は「サービス」じゃないでしょう?
専業主婦の奥さんにとっては、それが日常なのです。
育メン
この言葉を積極的に使う人を私は信用しません。
子育てするのは当たり前でしょ?
ましてや「育ウーマン」って言葉はないでしょ?
子育てに参加する
運動会じゃないんだから。常在戦場!
参加したくなくても、奥さんにはいつも子供がくっついているの。
仕事で疲れているんだ
奥さんは「子育てで疲れて」います。
子どもが生まれたら、
工夫して
積極的に
ひとりの時間を作ること。
仕事や家事から解放される時間を作ること。
そして、
それをスケジュール表に入れることです。
その方には、
先ずは、
「家族サービス」という言葉を使ったことを謝り、
自分の捉え方が間違っていたと伝えて
改善策として、
次は子どもを自分がみるので
「奥様開放DAY」を毎月1日はつくることを話すこと
をご提案しました。
お疲れになっていることは私もよーく解るのですが
実際の毎日の子育ては
時にはメンタルが
イカレテしまうことも。
相手の立場に立って考える
疲れていると
なかなか出来にくいこともありますね。
私も、我が身を振り返る出来事でした。
□鈴鹿久美子著書
「会う人すべてがあなたのファンになる 一流の魅せ方」
■株式会社インスタイル
◎ 代表 鈴鹿久美子プロフィール はこちら
◎ 政治家コンサルティング はこちら
◎ 執筆・講演依頼 はこちら
■国内唯一の「議員秘書」専門の転職マッチングサービス
◎ 議員秘書.com はこちら


