こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。

 

 

 

遅い時間に小腹が空いたので、
何かお腹にと、
伺ったお店でのことでした。

 

 

 

 

小綺麗な居酒屋風のお店で、

おひとり様の私は、

カウンターにご案内。

 

 

メニューからその土地の美味しそうな料理をいくつか選び

待っていると、

聞こえるともなしに

隣の男性二人の会話が耳に入ってきました。

 

 

 

旅行客らしく、

話題は

その日行った観光先で出会った現地の人々のことでした。

 

 

 

その人々がどんなに優しく応対してくれたか。

 

土地の言葉で、

笑顔で迎えてくれ

何を言っているのか分からないことも多かったけれど、

 

 

「目でわかるよな。

目って心が映るよなー」

 

 

と。

 

 

 

ビールを飲んでは

 

「そうだよな。

目だよ、目!」

 

と二人で頷きあいながら

次々と運ばれてくる料理を平らげていました。

 

 

 

横耳で聞きながら

私も

「うんうん」

「目に出るわよね」

と思いながら

運ばれたお皿を空にしながら

おひとり様を楽しんでいました。

 

 

 

ふと時計を見ると日をまたいでいました。

 

 

 

そろそろ帰ろうかと思ったところで

お隣の二人連れも席を立ちました。

 

 

 

その時、

彼らが居たカウンターテーブルの上をみて

ちょっと驚いたのです。

 

 

 

食べ終わった食器やグラスが

下げる人が片付けやすいように

テーブルの上に整えられていました。

 

 

 

食事のマナーでは、

食器を重ねて置いてはいけないのが原則ですが、

お手軽な居酒屋では

こうしておく方が場に適ってしっくり。

 

 

 

この日、

飛行機を降りるときに使ったブランケットを

床に放り投げられているのを

目にした日の夜だったこともあり、

 

 

彼らの立ち去った後のテーブルが

なんとなく

温かな

優しい気持ちにしてくれる景色となりました。

 

 

 

彼らが旅先で温かく迎え入れられたのは

彼らが温かだったからなのだろうと

思った夜のひとこまでした。

 

 

 


 

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