こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
「鈴鹿さんに叱られるとは思ったのですが」
全国地方議員勉強会でセミナーを終えた直後、
その方は
恐る恐る大きな筒状に巻かれたポスターを出してきました。
丸めたポスターを広げながら
話し出したのは
前回、
立候補したのだけど上手くいかなかった。
無所属だけれどもある政党の支援があり、
票は確実に3000あったのに
数十票足りなくて落選した。
ポスターが悪かったのかと思っていたので
持ってきていた。
とのこと。
広げられたポスターを見て
私は絶句。
ポスター全体を眺めて
思わず出た言葉が
「どうしてこうなっちゃったの?」
「エーゼン」と業界用語で言われる大きさ
一番大きいヤツです。
そして
キャッチコピーが複数。
名前の上には
大きく「無所属!」
紙面を左上から右下に大きく色分けし
その真ん中に小ぶりの写真でご本人の上半身
私の言葉に
その方は
「いろんな人の意見を聞いたらこうなったんです」 と。
キャッチコピーも
政策も
「自分は新人だから、皆さんの意見を大切にするべきだと思った」
「じゃあ、どうして候補者ご本人の写真がこんなに小さくなったのですか?」
と伺うと
「文字を入れていったらスペースが少なくなったのと
斬新なデザインで印刷屋さんが作ってくれるって言ってくれたので」
でたーーー!印刷屋さん任せの印刷物!
「デザイン料は無料でやってくれるって」
またまたでたーーー!!
「無料マジック」!
「で、印刷費はいくらかかりました?」
と伺うと
政治活動で使ったポスター大小合計100枚と名刺5千枚で 80万円。
あらら~~
カモになりましたね。
今どき、そんなにかかりませんよ。印刷費。
タダより高い物はない。
ごちゃごちゃコピーらしきものを全体に書き並べ
小さめなご本人と
ご本人の背後をナナメに切り裂くデザイン。
「イメージ悪いでしょう?」
「文字が多いところから、
『ゴタゴタして背後からナナメに切り落とされた』みたいな印象
ですよ、これ」
「あー、そう言われるとそう見えます!
自分も何かスッキリしなかったのです。
その理由が分かりました!」
時すでに遅し。
落選してからでは遅きに失したり。
私は、
たぶん、日本で一番、全国のポスターを見ています。
国政、
自治体選挙、
首長選挙も含め全国を巡っていますので
スマホの中のポスターの写真だけでも
かなりの容量です。
掲示板から、
選挙事務所の面構え、
後援会看板まで
候補者の宣材は相当数見ていると思います。
「票固めできていると言われて落選した候補者」を分析すると
ほぼ100%
ポスターなどの宣材が哀れな出来栄えです。
印刷屋さんを地元の業者にすることは悪いことではありません。
地元にお金を落とすことはとても大切です。
でも、
政治生命まで落としてはなりません。
ご相談くださったこの方のポスターは
この後、
他の印刷物も含め
弊社で全て作り直しました。
もちろん
写真撮影から全部やりなおしましたが、
何より候補者ご本人が
新しい印刷物を配布する時のことを
「自分の名刺やリーフレットを配るときに、嬉しくなるんです!」
と仰ってくれました。
「配るときに嬉しくなる」
と
当然
満面の笑みが現れます。
その顔で渡されると
受け取る側の印象が変わるのは、自明の理。
たかが印刷物
されど印刷物
印刷物は
自分の代わりに
自分をアピールしてくれる営業部隊です。
その営業部隊を
超やり手のエリートで揃えるのか
リストラ寸前の残念なチームで揃えるのか
結果が違うのも自明の理。
勝ちたいなら
宣材は最重要!
候補者の方はもちろん
高みを目指すビジネスマンも
名刺の写真とメッセージは
伝えたいことが伝わるように構成されているか
手遅れになる前に
確認してみてください。
気がついたときがチャンスです(^^♪
□鈴鹿久美子著書
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