みなさん、こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。

 

 

料亭のお話が続きましたが、

 

 

赤坂の楽しいビアガーデンで、

ゴミを片付けながら会場を回っているときに

ふと気になったことがありました。

 

 

 

大きなゴミ袋からはみ出して落ちていた使い捨ての食器を
拾い上げようとしたときのことです。



 

手にしたプラスチック容器に

赤黒い口紅がベッタリと付いていました。

 

 

 

唇のシワまでくっきりわかる

写し絵のような跡に

ギョッとして私は一瞬手をひっこめてしまいました。

 

 

そしてその横には

同じ色の口紅がくっきりと付いた割りばしも
×字になって落ちていました。

 

 

 

それを見たとき

ふと
 

亡くなった私のおじいちゃんを思い出しました。

 


 

明治生まれの寡黙で厳しい人でしたが

初孫の私を溺愛してくれていて
酔うと必ず私を膝に抱き、

顔中にぶっちゅーしてくれるのですが(笑)

 

その次には

おじいちゃんのお膳の中から

美味しそうなお刺身を一切れ

「久美子もお上がり」と
口に放り込んでくれるのでした。

 


 

その時に必ず言われた言葉があります。

 

 

 

「久美子、

箸先を汚してはいけないよ。

大人になって口紅つけても

口紅で食器を汚すのは無作法ってもんだ。

食器を下げる人も気持ちが悪いだろう。」

 

 

 

それを聞きながら

私は、おじいちゃんの重そうな象牙の箸先に

唇をつけないように

口をすぼめて

そっとお刺身を入れてもらっていました。

 

 

 

明治の人ですから、

おじいちゃんだけ食事はお膳だったり、

女性は後からいただく、
だったり、

まあまあ差別的な風習も残ってはいたと思うのですが、


 

立ち居振る舞い、
言葉遣いも含めて

「食器を下げる人の気持ち」を諭されていました。

 

 

 

 

何十年も昔の懐かしい景色を

足元に落ちていた食器を拾い上げながら

思い出していました。

 

 

 

 

そっかー、

このことよねー。

おじいちゃん。

 

 

 

拾い上げた容器とお箸を

ゴミ袋に入れながら

 

懐かしくも

 

おじいちゃんにもう一度叱られたような

でも
ポッと温かな気持ちになりました。


気をつけよーっと。

 

 

 

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