男性のフォーマルウエアについて <後編> |   イメージコンサルタントのクローゼット

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<ロイヤルアスコットBBCスポーツ>

<前編>に引き続き、男性のフォーマルウエアについてのお話です。

ラジオ番組で質問をいただき、それにお答えした内容を書きました。
参考にしていただければ幸いです


1. ブラックフォーマルの定義について。

 
日常とは違う改まった装いのことで、公式の場・社交の場で相手を敬い思いやる気持ちの表現として、決められた礼儀としての衣装のことです。日本においてのフォーマルウエアは、1892年の洋服大評定で礼服に洋装が採用されたのが始まりです。

2. 日本のフォーマルウエアを考えると、単純にブラックスーツに白と黒のネクタイを切り替えるだけでいいのか。

元来、スーツを持っている人が少なかった時代に、黒のスーツと白と黒のネクタイがあれば冠婚葬祭対応できると、フォーマルウエアのメーカーが提案したと言われています。
そもそも、ホワイトタイとは夜の正礼装の燕尾服のことをいい、ブラックタイとは夜の準礼装のことを言います。
略礼装の黒のスーツに白のネクタイ姿は、日本だけのやり方で、欧米の方には異様に見えるのだそうです。

3. 礼服はダブルが正式と言う人もいますが、そもそも日本の略礼服についてどう考えるか。

黒のスーツでシングルもダブルもデザイン上のことで、どちらも正式ということはありません。略礼装自体にルールはありませんが、欧米では略礼装はダークスーツのことをいい、スリーピースが望ましことになっています。

4. 結婚式の媒酌人や新郎新し婦の父がモーニングを着るのは、グローバルスタンダートか。

欧米では、時間によって礼装を変える習慣があったことから、モーニングとは昼間の正礼装のことを言います。昼間の結婚式ではフローバルスタンダードですが、立場で着るのではなく時間で着るものなので、夜の結婚式ではブラックタイが相応しいです。

5. 日本の男性諸氏にフォーマルウエアを着用する際
の注意点やアドバイスを。

フォーマルウエアはおしゃれで着るのではなく、基本ルールに従って着こなしを間違えないのがマナーです。国際的に活躍を望んでいる場合、マナーをわきまえないことが思わぬ評価につながる可能性もありますので、是非気を付けたいですね。

次回は、3/16(月)8:30~ 女性のフォーマルウエアについてお話をします。
是非、ラジオはエフエムふくやま RadioBingo77.7mhzGo!Go!ビンゴ~でお耳にかかりましょう。
よろしくお願いします