チケット制音楽教室&スペイン語教室 リベルター

教室ホームページ https://institutodemusica.amebaownd.com/

お問い合わせ: mizutoki2002@yahoo.co.jp

 

過去に書いたタンゴの歌詞に関するものを、

すべて、動画をつけて、

曲を聴けるようにして、

再掲載しようと思います。

過去の記事は、消していきます。

 

文章の最後に、

「歌詞のひとことスペイン語」を

加筆しています。

 

タンゴの世界を知っていただけると

幸いです。

 

タンゴの歌や、スペイン語を

学んでみたいと思われた方は、

是非、当教室へ、お越しくださいませ。

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malena(マレーナ)

作曲 Lucio Demare

作詞 Homero Manzi  

(1941年)

 

前回の Tu Pálida voz

に引き続き、

Homero Manziの作品です。 

 

エピソードが、色々、

公表されています。

 

・オメロ マンシ(作詞家)が、

ブラジル南部でのナイトクラブで

マレーナという女性歌手の歌を聴いて

即興で作った。

 

・親友のルシオ デマレ(作曲家)に

その歌詞を渡すと、

あまりにも音楽的な歌詞で

読むだけで曲になった。

 

・実際のマレーナは、

この曲を知って、恥ずかしくなって

歌うことをやめてしまった。

 

事実かどうかは知りません。

 

さて、歌詞。

 

冒頭は、

「マレーナは、誰も真似できない風に

タンゴを歌う。

それぞれの詩の中に心を込めて」

誉め言葉から始まります。

 

どんなに素敵にタンゴを歌うのでしょうか?

 

・A yuyo de suburbio su voz perfuma 

(君の声は、場末の野草の香りがする)

 

・Malena canta el tango con voz de sombra

(マレーナは、影のある声でタンゴを歌う)

 

・Tu canción tiene frío del último encuentro

(君の歌は、最後の逢瀬の冷たさを持つ)

 

・Tus venas tienen sangre de bandoneón

(君の血管は、バンドネオンの血を持っている)

 

・Malena canta el tango con voz quebrada

(マレーナは、かすれた声でタンゴを歌う)

 

 

今日のスペイン語フレーズ

 

con voz de sombra(影のある声で)

con voz quebrada(かすれた声で)

 

どうして、

voz(声)の後に、

前置詞のdeが、

あったり、なかったりするか、

わかりますか?

 

sombra(影)は、名詞、

quebrada(壊れた、かすれた、弱弱しい)

は、形容詞だからです。

 

ちなみに、quebradaは、

女性名詞vozについているので、

語尾が女性形になっていますが、

男性名詞に着くときは、

quebradoとなります。

 

例えば、

「日本茶」と言いたい時、

Té de Japón

「日本」という名詞をつけるなら、

前置詞deが必要で、

 

Té japonés

「日本の」という形容詞をつけるなら、

名詞の後、そのままつけます。

 

品詞を覚えることは、

重要です。

 

時々、外国語学習に

文法は必要ない。的な

意見を聞くことがあります。

 

現地に住んで、毎日、

その言語のみの中で生きていれば、

文法を考えなくても、

よいかもしれません。

母国語を覚えた時も、

そうでしたよね?

 

だけど、

私は、

母国語の中で生活して、

「外国語」として、

言語を学ぶ場合、

文法の学習は必要だと思っています。

 

 

当教室では、タンゴの歌の指導も行っております。

興味のある方は、

お問い合わせください。

 

この歌手の歌声をもっと聞きたい方は、

こちらを↓

 

 

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