【レビュー】 『麻雀 絶対手筋180』 日本プロ麻雀連盟
先週発売となった日本プロ麻雀連盟から出された『麻雀 絶対手筋180』です。一冊何切るでボリュームたっぷりの180問。8つの章からなっており、問題ページには絶対手筋と題したテーマ紹介に場局・風・巡目・ドラ・持ち点の情報が与えられています。問題自体は3択の中から選択という形を採っています。表に問題、裏に解答解説という形で、もちろん解答が表ページから透けるということはありません。間違った選択肢はなぜ間違っているのかという解説も加えられており、とても丁寧な作りになっています。
ですが、解答解説が不十分と感じる箇所がいくつかありました。まえがきに『麻雀の必勝法、それには奥深い部分もありますが、一番簡単に手に入れる方法は、手作りの基本をマスターすることです。』(*1)とあるのに、たとえば帯裏に出題されているこの問題。(113344568m34p345s)
答えは打・3mで、『ピンフ三色を狙う手です。イーペーコーにとらわれがちですが、東1局の親番でもあり手広く7mの受け入れも残します。』(*2)とあります。もちろんこれでも間違いではないです。しかし、マンズ344568は345と468という形に分けられここで大事なのは468m34pのリャンカン・リャンメンの形に構えるということです。こうすることで結果的に7mの受け入れを残すことが出来ます。まえがきで手作りの基本をマスターする重要性を説きながら、基本の形に関する記述が見られなかったのが残念です。
他には、実戦で頻出とはいえない三色の問題がやたら多いように思えました。解説の一部が、「~ですね」「~ですよ」という口調で書かれていたのも妙に気になりました。間違えたときに、「へ~そうなんですね!(怒)」と返したくなります。
帯で「「打点力」「速度」「守備」すべてを含む究極の何切る三択問題!!」(*3)と謳いながら、守備の問題があったのか疑問が残りました。もちろん守備をテーマにした章はありません。せっかく問題ページで詳細な情報を出しているのだから、たとえば僅差のトップ目などという状況を設定した章を作ればより良くなったと思います。小倉システムそのままパクったような謳い文句で売上アップでも狙ったのでしょうか…。
批判の方が長くなってしまいましたが、総合的には買いの一冊だと思います。1050円という値段はもちろん、構成の丁寧さにも魅力を感じます。何切るにおいて正解するのは必ずしも重要ではなく、他の選択肢がなぜ間違っているのか理解することの方が重要だと考えます。この点を本書は丁寧に解説にしているので高評価となりました。
赤:未対応
オカルト:なし
*1 p.2より引用
*2 p.58より引用
*3 帯表より引用
マイコミ麻雀文庫 麻雀 絶対手筋180/日本プロ麻雀連盟
¥1,050
Amazon.co.jp
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ハンゲーム麻雀4 傑作集 其の八 『割れ目麻雀って怖いですね』
久しぶりの更新
ハンゲ麻雀のネタ編です
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『割れ目麻雀って怖いですね』
約一ヶ月ぶりの更新、お久しぶりです (。・ω・)ノ゙
先日、ガンガンで咲ーSaki-を立ち読みした時の話です
優希ちゃんに感情移入して思わずウルウルしてしまいました
咲ーSaki-を立ち読みしてウルウルしてるんですよ
危ないですよね?
はい!危ないです
すみません
さて、前置きはこのぐらいにして本題入ります
サークルの月例会での話です
東風・割れ目・赤ありというインフレルール (焼き鳥・チップはありません
飛び寸前、落ち目で迎えたラス前
ダメだと半分諦めていたところに起死回生のチャンスが巡ってきた
親の割れ目!
このチャンスはなんとかものにしたい
1面子出来上がっているし、まずまずの手牌
終盤に差し掛かる頃になり、ようやく聴牌
リーチ!
5・8p待ち
その直後のことである
親の割れ目に対して強気の暗カン!
それがまさかの
私の待ち牌 ( ゚ ▽ ゚ ;)
とはいっても、カンドラに加え裏ドラも増えるのだからそう悪くもない
通常の人なら、まだ*2チャンスがあると思うはずである (親の割れ目なのだから
しかし、完全な落ち目
だいたい展開が予想できていた
そして数巡後にカンした下家のリーチ
やはり来たなという感じである
そして下家リーチに対し一発目につかまされたのが
4p
完全落ち目の時に引いてくる一発の牌
しかも、これはハンゲ麻雀
危険度MAXです
予想通りの展開に
からの・・・
はい、来た キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
ダブロン~
倍満と3900のダブロン
割れているのを忘れてはいけない
計40100点の失点により終了
なかなかスリリングな展開
最後の最後まで楽しませてくれました
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荒正義プロ 『麻雀・虎の穴』 マイコミ麻雀文庫
実は最近パソコンを買い替えました
7年ほど使用していたデスクトップがさすがに限界っぽかったので思い切って購入
今度はノートパソコンにしました
タッチパッドでカーソルを操作しているのですが、ミスが多い*2
そのせいで倍満の手をリーチするつもりがツモ切りされ、それが下家のカンチャンにつかまった時はキレそうでした
基本的に放銃するのが何よりも嫌いなのですが、なかでも実力と関係のない放銃が一番腹立ちます
たとえば、回線落ちや操作ミスなどです
後者も実力のうちといえばそうなのかもしれませんが、自分の中では納得できず後々ひっぱったりしてしまいます
メンタルの弱さの表れでもあるかもしれません
前置きが長くなりましたが、荒正義プロの『麻雀虎の穴』を立ち読みした感想について触れてみようと思います
立ち読みといっても20分近く粘っていたので、流し読みに近いです
( 雨による水濡れの可能性があったので実際に購入するのは明日以降にします )
というわけで、ほぼ買いで間違いのない一冊です
基本的に一冊何切る、荒プロの代表作 ( 監修ですが ) の『ひと目の手筋』に近いです
「近い」のであって、長年プレ値のついている『ひと目の手筋』には及びませんでした
どうしても気になってしまったのが何切るの解答が透けてしまうこと
( 表に問題、裏に解答といった形式です )
同じマイコミ麻雀文庫から出されたバビィの何切るもそうでしたが、とても残念です
本書に限っては問番号の裏に解答を持って来れば透けずに済んだのでは・・・
気にならない方は気にならないかもしれませんが
不思議なもので一度気になってしまうと後ろの解答に目が行ってしまいます
あとは、確認した限りは赤未対応なの残念 ( バビィや荒プロなどこの世代の方は赤がお嫌いなのだろうか・・・ )
ちなみに『ひと目の手筋』は一部対応していました
まずは、悪いところから触れましたが良い点も多々あります
荒プロというとオカルト派というイメージですが、何切るの解答にはオカルト要素は無さそう
( コラムはオカルトだらけですが・・・ )
問題は3-4択となっており、裏の解答解説の最後に定石についてワンポイント触れています
( 帯で「基本定石のすべて」と謳っているだけあります )
『ひと目の手筋』の構成をそのまま採用しているようです
ただ、解答解説自体は『ひと目の手筋』よりも詳しいです
第一章の基礎確認で手牌の一部を隠し何切るを出題しているのは新鮮で面白かったです
最終章では立体何切るも出題しており、立体何切る好きの私には好印象
そして最大の魅力とも言えるのが何と言ってもこの価格
1050円税込、コストパフォーマンスがとても高いです
『ひと目の手筋』を所有しているためか少し辛口になってしまいました
量的・質的十分性、基本定石の網羅性という観点からもやはり『ひと目の手筋』が勝っています
しかし、現在プレ値が付いているためプレ値で買いたくないという方には間違いなく買いの一冊です
個人的に本書の発売により『ひと目の手筋』の値段がどう動くか気になるとこです
7月30日現在アマゾンのマーケットプレイスで
書き込みあり 3000円、 通常中古 3800円
赤: 未対応
オカルト: コラムのみで確認
- 麻雀虎の穴 (マイコミ麻雀文庫)/荒 正義
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