YouTubeの、ゲスの極み乙女。『デジタルモグラ』カバーのアレンジをしましたベースの圭介です。

http://youtu.be/qLCqB38L_iA

多分大衆性無いけど(笑)、アレンジのこだわったとこを解説しまーす。

introから。
ど頭は、まずサビの印象的なフレーズから入り、intro2ですが、 ジャズとも演歌ともとれるOhコーラスの後、
『ラグモルタジデラグモルタジデラグモルタジデルタジデ』
となってるのは、逆から読むと『デジタル・デジタルモグラ、デジタルモグラ、デジタルモグラ』となっています。七個の音が可愛く印象的なので、際立たせてみました。

1番Aメロ
元曲とはコード進行を変えてしまいましたが、トータルの世界観故、そしてループ感を出しつつ、コーラスの仕掛けも多いです。
伸二の『マジな突っ込み』の後ろでの杉ちゃんの『トゥルル~』は、
吉本新喜劇のお馴染みのメロディ。
そして『突っ込み』を字ハモした後の『パッ!』が、突っ込みなわけで、
直後の『ん~』と全音ぶつかりでの杉田大倉が伸二の“後ろで群れる劣等生”(笑)
群れてても人は全然それぞれに違う。価値観も何もかも、どんなに仲良くても誰だって全音くらい違うでしょ(笑)

1Bメロ
相当“どうでも良い”気持ちが強いはずで、そこはユニゾン。ヒッヒッと杉ちゃんモグラが覗き込んで、『デジタルモグラ』はタイトルだし字ハモですが北の9thがデジタル感出してます。

1サビ
全体的にサビは同じ内容です。
学生時代とか、つまりTAKE6とか洋風が正義と勘違いしてた時代では絶対書かなかったであろうシンプルな譜面。
(勿論洋風な鳴りは大好き)
2番サビの『ぅおー、ぅおーフーリッシュ』とか、なんて安易な!基本字ハモだけだし。
でもね、今はそれが1番このサビがアカペラとして活きると思って、むしろこれしか無いと思って。
皮肉なことに、こういうものなんです。気持ち込めての『ばーか』(笑)

問題の2Aメロ
元曲ではcoolなラップ。
詞の内容的に思春期の頃のぶつけようのない怒りを大人として思い出して、
当時は怒りをロックやメタル、なんならゴシックメタル、デスメタルとか聴いて爆発させてたので、(クレイドルオブフィルスとか)
ちょっと、おどろおどろしいというかドラキュラ映画みたいに感じるかもしれないけど、そういうクラシカルな要素を入れました。
杉ちゃんの『Ah』がこの曲の全箇所の中で1番好きです。

2Bメロ
必然的な流れでパーパラ~と、ビバルディ『春』的なメロディに包まれて酒を飲む杉ちゃん。でも画像ではお尋ね者写真の俺のとこに飲み過ぎ注意(笑)  これは映像作家大倉の愛と受け取ります(笑)
そもそもこの看板に張られてる杉、フミ、俺、が割と飲みますからね(笑)
ベースにモンゴル伝統歌唱ホーミーを取り入れつつ。


今度は杉ちゃんサビで2サビ。
リードとトップコーラスが、1サビと杉倉で入れ替わっております。サウンドの違い、お楽しみをば。


3Aメロ
ちょっとモグラの世界観を作ってみようとなって、『となりのトトロ』のサントラみたいな映画音楽みたいな感じになった。
コードも前半はわざとCmをステイすることでよりそう感じるかと。
すぎくらコーラスがまた『春』的になったり。



元曲にない『誰が~』のパート
もうこうなったらもっともっと『誰が理想って奴なんだ』言おうと思って。クラシカル?戦争映画のオーケストラ?の様なイメージ?レクイエム、、、かな。そういう感じもありつつ。

ラストサビ。
ボーカルが大倉→杉ちゃんへとバトンが変わり『悩んでたんだー』に大倉11th。
音選びマジ悩んでたんだ(笑)

アウトロは、フェィドアウトでもどっちでも良かったけど、
またこれからもモグラに見られ続ける未来を諦めるかのような、『世にも奇妙な物語』のエンディングみたいな。派手に終わりたくなく、モグラ映画の終わりらしく。


以上、編曲こだわり文でした!