大くらです。

お世話になってるスタッフさんの家で、INSPiメンバーと飲みながら、
話の流れでビデオに録ってあった紅白歌合戦を観よう!
となった。

「ほこ×たて」お正月スペシャルも気になったが、笑
紅白歌合戦、再生。

三輪明宏さんから観始めて、福山雅治さんまで観た時、

パシフィコ横浜から中継の福山さんの舞台装置による演出が
これすごいな、という話になった。

つるした沢山の電球の高さを、コンピューターで制御で
3本の大きな「土星の輪」状のものを作る。
それらが互いに交差し、立体的に動きながら、
福山さんの頭上で回っていた。

最新式の照明装置らしい。

それを観ながら、この前TVで観た、東京オリンピック重量挙げ金メダリストの三宅義信さんの話を思い出した。
カラーTV放送が開始された東京オリンピックの開会式。
その映像で、

空に大きな五輪マークが描かれていた。

航空自衛隊の5機の飛行機が
一斉に息を合わせてスモークで輪を描き飛び去っていったのだという。

それを国立競技場から見上げた、当時の三宅さんは、

その見事な演出に、と言うよりその技に、

「こんなコンマ何秒の世界でやり切れる力が、人間にはあるのだから、
私だって、やり切れるはずだ。メダルを取れるはずだ」と
勇気をもらった、と語っていた。

見た人に驚きと楽しみだけでなく、
勇気を与える、演出。
そんなエンターテイメント、素晴らしいやないか。

コンピューターがやれることはもちろんすごい。

でも、「これは人間がやってる」、と感じさせる事は、人間にしかできない。
その感動は人間にしか作れない。

あぁ、おれやってるアカペラもそうやん。

と気づいて、武者震いした。