三日目。ついにコンサート当日。会場に入ると、スタッフの皆さんが駆けずり回ってくれていました。言語の壁、機材の壁、勝手知ったる日本とは違い、いろんな壁がありました。本当に、本番5分前まではもうバタバタ、いやバタバタバタバタぐらいだったのだ。ところがインドネシアとかでもそうだったように、いざステージが始まれば不思議なくらいんい全てが上手くいく。これがチームINSPiなんだな、と頼もしくもあり誇らしくも思うのだ。開園直前。こえつながりバンドを左手に、いわきに行った時にいただいたがんばっぱいわきバンド(青)とみやぎバンド(緑)もつれて来ましたヨ。今回の公演の大きな使命のひとつは、感謝をつたえること。東北地方太平洋沖地震の直後から、モンゴルから多くの支援を僕らは受けてきました。きっと、みなさんも知らなかったコトもあると思います。具体的にはなんなのか。外務省のwebサイトなどに詳細が載っています。それは自分の目と手で是非調べてみて欲しいと思います。(モンゴルに限らず、色んな国、地域から。嬉しいね)いよいよ開園時間。どれくらいの方々が集まってくれているのか。緊張の中ステージにでると、大きな拍手が。国立ドラマ劇場には本当にたくさんの方々が集まってくれていました。歌い終わってMCの第一声。僕らの口からでた拙いモンゴル語に、暖かい声と拍手で答えてくれました。この瞬間、すっごくホっとしたというかなんというか。二部構成のライブ、一部終わりですごい手ごたえを感じていました。一部のセットリストはM1 さくらさくら ~ inspiritual voicesM2 エニャコラM3 この木なんの木*スライドと共に日本の四季のコーナーM4 北国の春M5 朧月夜M6 夏は来ぬ~お祭りマンボ M7 紅葉~津軽海峡冬景色M8 ココロの根っこ (モンゴル語バージョン)M9 上を向いて歩こうそしていよいよ二部のスタートです。M10 風になりたいM11 戦場のメリークリスマスM12 となりのトトロ~崖の上のポニョM13 月に願う(生声)* 震災の感謝のメッセージビデオや今の状況などそして、いよいよ昨日の日記にも書いたオユンナさんを呼び入れます。会場はいっそう大きな拍手につつまれました。M14 四季の草原M15 zuudnii uchral(オユンナさんのヒット曲)オユンナさんを送り出しての後半戦は、M16 恋の季節 M17 move on大盛り上がりのなかコンサート終了!モンゴルではほとんどアンコールの習慣がないということでしたが、舞台袖に戻る前から鳴り止まぬ拍手とアンコール!という掛け声が。これは嬉しい誤算というか。アンコールは悩みましたが、やはりすごく共感していただいたし涙してしまったココロの根っこをもう一度しっかり歌おうよ!となりました。En ココロの根っこきっと会場にいた誰もが幸せの気持ちで家路につけたんじゃないかな、そう思う。人と人、いろんな境界、カベはあるけれど、繋がる”瞬間”ってのはやっぱり絵空事でも嘘でもなく。あるんだよ。