4月30日、新国立劇場での宮沢さんとのライブが近づいてきて、リハーサルも熱がはいっている今日この頃。帰宅途中にtwitterを眺めていると、「幼児が数分で解けるのに大人が解けない算数(?)の問題」ってのが話題になっていました。曰く、なんでもこの問題幼稚園児が5~10分で解けるのに、プログラマなどの頭脳労働職の高学歴の方が解くのに1時間もかかるそうです。とのこと。結構な数リツイートされていたようなので結構目にしたかたも多いのでは。そう言われると気合を入れていいのかわからないほうがいいのか難しいけれどとにかくやってみたわけさ。結果一分かからずわかってしまったのだ。*コノ後ちょっとネタばらし的な文章になるので、やってみたい人は後で呼んでね!でも、これってカラクリがあるんだよね。最初のタイトル、「幼児が数分で解けるのに大人が解けない算数(?)の問題」ってのがもうすでにネタばらしで。そう言われたら誰も問題に対して数学的アプローチはせずに、幼児の持ってるコマで考えようとする。結果、誰でも簡単に解ける問題、になってしまった。もし、「簡単そうなんだけどなかなか解けない問題」と提示されてたら、アカデミックな方向からのアプローチしかできずに思考が迷宮入りしちゃっていたかもしれない。でも、この問題が話題になった(色んな人の興味をひいた)のは、「幼児が数分で解けるのに大人が解けない算数(?)の問題」ってタイトルがついていたからだと思うんだ。だからこそ色んな人が、数学とか興味ない人も「やってみたい!、やってみよう!」と思ったはず。これは、予告編をみて凄く「面白そう!」と感じた映画の本編を観たら、二時間の本編が30秒の予告編を超えなかった、全ては予告編で語られていたまんまだった。みたいな感じだろうか。予告や外装は面白そう!でなくてはいけないが、本編や中身を超えてはいけないんだなぁって思ったよ。面白い!にそこで到達してしまっても本編まで導入させられない。ギリギリまでみせて大事なところでさっとひく、ラインや手際。うーん。難しいよね。いや、もしくは中身にもっと凄いものを用意してあったり、みせられるか。なのかも。そういうライブがしたい。