いろいろ思って。
 
いろいろ考えて。
 
歌って、祈った。
 
 
先月末山元町を訪れた時に目の当たりにした、今だ崩れたままの建物、瓦礫の山、放置された基礎。
 
もやもやした。トゲトゲした。
 
でもそこで子供達と一緒に歌って、給食をたべて話した。その時の笑顔は眩しかった。栄村でも笑顔を生徒達はみせてくれた。
 
今日帰ってからテレビをつけたら、前から動けなくなった。
 
何が正しい、何が正義かはわからない。誰も答えられない。焦点は無数にあるはず。でも多くをわかろうとしたい。目を開けて、耳を傾ける、想いをめぐらす。
 
僕は、食事をするたびに世界の何処かで飢えている子供のことを想うわけじゃない。電球に明かりをともす時に毎回、電気が使えない暮らしをしている人々を考えることもない。
 
ただ、わかることもある。今日みんなで唄って祈って紡いだ言霊。それにも嘘なんてない。
 
日付がじき変わる。明日がくるね。