海のような大人になる | Inspector's Journal

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inspectorの日記

クオレ ~愛の学校

胸を刺して 抜けない矢が
しくしく痛む 月夜には

声をあげて 泣いてもいい
ひとりの扉に 鍵かけて

こらえないで 泣いてもいい
いつか疲れて 眠るまで

嘘を悔やみながら 迷いを数えて
やさしくなる
海のような 大人になる

愛すること 覚えたなら
あなたは何も こわくない

星も風も ひとも花も
同じ夢から 生まれてる

ひとつの夢に 生まれてる

(覚和歌子詩集「海のような大人になる」より)
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「海のような大人」になりたい
そんな漠然とした感覚を抱いているときに、
この本に出会う。

「海のような大人になる」
本のタイトルのこの言葉は、
上の詩の中に登場する。

海のようになりたい、
何事も受け入れ、
それでもおだやかな海のように。