打ち合わせついでに色々と | 南大阪・松原市で働く行政書士のブログ

打ち合わせついでに色々と

かなり以前に名刺交換をした人より連絡があり、とある件について一度話しをしてみたいとのこと。

うまくまとまれば大きな案件になりそうな内容です。

ということでその件に関連して色々と調査。

よく大きな仕事はネット経由よりもアナログで来ることの方が多いといいますが、その言葉を実感することがちょこちょこあります。

もちろん業種にもよるので(行政書士業務の中においてでも)一概には言えませんが、ネット経由の仕事よりもアナログつながりの方が、利益率も高い傾向にあると言えます。


今回、同じような業務内容でよそはどのぐらいの価格帯でやっているのかと思い、少しネットで調べてみて驚きました。

大体こちらが想定している価格帯で仕事を受けている事務所が多かったのですが、その半額以下の金額でやっているところもちらほら。(それでもかなり少数でしたが)


出来合いの商品を売るなら値下げ合戦になるのも仕方がないかなと思います。

しかし実労働が伴う業務の中で、ただの値段競争をしてしまっては誰も得をしません。

まあルーティンワークでこなせるような業務内容であれば、ある程度の低価格でやっても構わないと思います。

またちゃんとバックエンドを用意したうえで触りの部分の値段を安く演出しているのならそれもありでしょう。

後者はやりすぎるとクレームになったりしますけれど。
例えば、会社設立をタダに近いような金額で宣伝しながら実はその裏で一定期間の顧問契約が必須となるような営業の仕方。(やるのはそれぞれの事務所の方針なので構わないですが、何故かあとでそのクレームを全く関係のない行政書士が聞かされる事態になり、ちょっと勘弁です。)


競争の手段がなければついつい値段を下げるのはやってしまい勝ちですが、利益率の低い仕事を続けるとどこかで限界がきてしまうので、料金設定は本当に大事。


ちなみに会社設立業務などをメインにしている事務所の中で、【起業支援!】などと謳っておきながら、では自分のところはよそより料金を安い事でしか競争が出来ていないのを見ると、どう支援するつもりなんだ?としか思えないのでやめた方がいいように思います。

そんな場合は「見せ方」を変えればいいのになあ、なんて心配したりもしてしまいますね。