ホームページと行政書士② | 南大阪・松原市で働く行政書士のブログ

ホームページと行政書士②

前回の続き。

さて、営業の一環としてホームページを作った場合、まずはアクセスを集めなければ意味がありません。
いわゆる「見込み客」集めです。


その為に通常は、いかにしてGoogleやYahooでの検索結果で上位表示されるか?ということを考えます。
しかし現在のところ、素人が自サイトを検索結果で上位表示されるまで持って行くのはかなり至難。

相当の専門知識、労力が必要となります。
SEO専門の業者がこれだけ増えている現状からもそれがみてとれます。



そこで手間暇をすっとばして、もっとわかりやすく費用対効果もある広告方法として注目されるのがPPC広告。いわゆるアドワーズやオーバーチュアなどです。
注目されというか、本格的に運用されだしてもう何年にもなりますので紹介するにも今更感がありますが。



それはさておき、費用対効果を考えてもこのPPC広告は非常に優れています。
新聞広告やアナログの世界でDMを発送することなどに比べれば、格段に安い費用で高い効果を得ることが可能です。もちろんうまく運用出来れば、という条件はありますが。



さて、そこそこ費用もかけて自サイトへのアクセスが集まりました。
ではいきなり売上があがるかといえば、もちろんそんな事はありません。

アクセス解析をしてみればわかりますが、サイトに訪問してくれたもののそのまま依頼・注文することなく去っていく人数は相当なものです。ちなみに一定の期間で実際に依頼のあった数を訪問者数で割ったものを成約率(コンバージョンレート)と呼びます。

アクセスがいくら集まろうともこの成約率が悪ければ意味がありません。ましてやそもそもこのアクセスを集めること自体に費用が掛っているのであれば、意味がないどころかマイナスです。

そこで集まったアクセスに対して成約率を上げる工夫が必要となってきます。



ここで若干補足というか、修正。


今までの説明では


アクセス集め→成約率を上げる工夫


という流れで案内してきましたが、本来はそうではなく


成約率の高いページを作る→そこへ向けてアクセスを集める



こちらの方が正解です。というかお金がかかりません。



では、ホームページで成約率をあげるにはどうすればいいかという話ですが、これは一言では説明出来ません。様々な試行錯誤と仕掛けが必要です。

ですので、それについてはおいおいどこかで説明するとして、今回はとりこぼしてしまうアクセスについて考えてみたいと思います。


ネット上においてなにがしかを検索している人は2種類に分かれます。



・片方は注文・依頼をする相手をさがしている人
・片方はコンテンツを探している人



そして後者であるコンテンツを探している人数の方が圧倒的に多いです。

だからこそ、ここ2年ほどでちらほら聞こえてくるようになった「フリー戦略」なんてものが非常に大きな効果を生んでいるのでしょう。

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特に士業系のサイトでは、どうしても手続き解説やノウハウ解説のページが増える為、オーガニックな訪問者にはいわゆる「フリーライダー 」の訪問者が多くなります。


もちろん成約には結びつきません。
上記に述べたPPC広告を使えば、比較的購入意思の強いアクセスを集めることが可能ですが、それでも始めてそのサイトに来た訪問者がいきなり依頼をするかといえば(ないとは言いませんが)難しいでしょう。


ならばどうすればと言うと、ひとつのやり方は、現時点で購入意思のないアクセスも見込み客としてきちっとリスト化してしまうという方法があります。


代表的な手法としてはメルマガを利用するやり方。
代表的と言うよりは王道といってもいいでしょう。

サイトへの訪問者に対し、無料のレポートを提供する替わりにメールアドレスを登録してもらいます。
もしくは何回かにわけて情報提供をするのということで、発行しているメルマガへの登録を促します。

こういった手法により、コンテンツ(情報)を探しにきた訪問者に無理なく足跡を残してもらい、以後は定期的にその集めたアドレスへとメルマガを発信し、関係を築いていきます。

中には一発目のメルマガからいきなり売り売りの宣伝メールを送る人もいますが、そんなアホな事をしないかぎりは、まだまだメルマガを使った見込み客集めは有効であると思います。



次に、そういった足跡も残さず去っていく訪問者への対処。
正直言えば、別に追いかける必要もないと思うのですが、費用をかけてアクセスを集めたと思うと少しもったいないような気がします。これについてはサイトにアドセンスを貼るという方法で対処します。

何かを販売しているサイトにアドセンスを貼っていると、自分のサイトで注文をしてくれず他へ逃げられてしまうということで、嫌がる人もいます。が、実際のところ注文・依頼をしない人はどちらにしてもよそのサイトへ行ってしまいます。


ならば、どうせ出て行くのであれば、そこでいくばくかのチャリンチャリンが発生してくれてもいいのではないでしょうか。うまく使えば広告費をかなり抑えられる事にもつながりますし。



ちなみにアドセンスは適当に貼っても効果がありません。
それなりに考えて配置する必要もあります。
全く何もわからない状態からですと、こんな本が参考になります。

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グーグル・アドセンス研究会
ダイヤモンド社 2008-12-12

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アマゾンのレビューにも書かれている通り、ほんとに初心者向けの基本的な内容ですが、自分が初心者で基本が知りたいといった場合にはガッチリはまるので、非常に参考になるのではないでしょうか。




ただしあくまでアフィリエイターではなく、本業はなんなのか忘れないということは重要です。


まあ法律知識や法的なノウハウといったものは、大きく分類すれば情報商材の一種とも言えますけれど。