無料相談から思うこと
本日は、前々から言っていた市役所の無料法律相談の日です。
自分が行政書士登録をしてから参加するのは2度目。
前回は2月だったので、半年ぶりです。
前回にも思いましたが、やはり相談内容は「相続」に関するものがほとんど。
しかし、だから相続業務という分野は需要がある!と思ってしまうと
それは正しくないかもしれません。
あくまで「市役所」に「無料相談」にくる案件は「相続」に関するものが多いという
事実がそこにあるだけです。
自分は今のところ、この相続業務というのは非常にタイミングに左右されやすい、
営業を仕掛けにくい業務内容だと感じています。
正直なところ、許認可やその他の相談業務に比べてそこまで需要が多いとも
思いません。
また、現在65歳以上の人口が増えているなか、これから高齢者が増えて、
相続や遺言などの分野はこれから確実に需要があるという人もいます。
しかし、考えてみれば、それは誰もがすぐに思いつくことです。
そうなれば当然業務獲得の競争は激しくなるでしょう。
まして、そこまで目新しいアイデア(考え方)でないので、先行者利益を
上げるのも困難。
もちろん、相続業務でやっていくことが無理だと言っている訳ではありません。
誰もが思いつく商品であっても、誰もがしない売り方をすればいいだけですから。
これについても、色々と考えはあるのでそのうち実行していこうと思っています。
ただ、以上のような考えなので、相続業務に関しては一切扱っていないのが現状です。
もちろん将来的には必要になるかもしれませんので、
知識や手順は身につけていきたいと思います。
しかし、開業してまだ間もないこの期間、積極的に営業を仕掛けて業務につなげ、
そして収益を上げるということにシビアにならなければ、干上がってしまいます。
そう考えた時に、相続業務は売りやすい商品(提供しやすいサービス、獲得しやすい業務)とは言い難いでしょう。
相談に乗れるレベルの知識量はもちろん、習得及び維持して
いきますが、主要な業務として取り組む事にはまだ躊躇してしまいます。
もちろん、プロとして当然、勉強はどんどんしていきます。
知識もスキルも身につけていくつもりです。
はやく、全てに精通できるようになりたいものです。
無料相談のたびに思うのですが、いろいろな種類の相談に
すべて適格に対応できる先輩行政書士の姿は、やはりカッコイイと感心してしまいますので。