士業と携帯サイト
行政書士業務を行うにあたり、当然アナログ営業も行いますが、ネット
での営業にも力を入れていこうと思います。
ただその場合、一つ問題点が。
それは自分の近辺では、パソコンを持っている人間がかなり少ないとい
うこと。
どうも普段ネット上にいる事の多い自分のような人間は、勝手にみんな
インターネットにつながる環境にいるような気になっていますが、案外
そうでもありません。
例えば以前いたバイト先の年齢層は10代~30代が中心でしたけれど、こ
の中でパソコンを持っている人数は、2割もいなかったと思います。
地域性にもよるとは思いますが、20代でもネットを使えない人は結構い
ます。
いや、厳密に言うとネットに接触できない訳ではありません。
というのも、パソコンは持っていなくても携帯はほぼ持っているからで
す。
観察してみると、調べたい事があるときはiモードなりEZwebなり携帯で
もってWEBにアクセスしていました。
おそらくネットカフェに行ってPCを触るより、圧倒的に携帯を使う方が
多く、日常に馴染んでいます。
そうであるならば、この層に対しては通常のWEBマーケティングより、携
帯サイトを活用してアプローチする方が情報が届きやすいと思います。
物販なら課金システムさえきちっとしておけば、モバイルに対応するの
は簡単でしょう。
しかし士業の場合は、それをそのまま使おうとするとなかなか難しい部
分があります。
例えば携帯メールでの問い合わせに対する文字数の制限。
法的な相談は、きちっと答えようとすればするほど長文になる為、どう
してもこの制限にひっかかります。
まして複雑な案件になれば、なおさら。
それから行政書士の場合、許認可や会社設立等を携帯サイトから問い合わせ
というのは、ちょっとイメージが湧きにくいですね。
どちらかというとパソコンからになるでしょう。
であれば、モバイル環境で商品として多くなるのは権利義務関係、要す
るに民事法務中心になると思います。
でも携帯サイトから電話で問い合わせと考えると、許認可関係もあるか
もしれないですね......
ま、色々考えると、士業の場合は携帯サイトでもっていきなりキャッシュポ
イントを作るよりは、そこを入り口にして次の展開につなげていくほう
がどう考えても自然。
ここに関してはもう少し考えをまとめてみたいと思います。