日経PC21 | 南大阪・松原市で働く行政書士のブログ

日経PC21

パソコンのHDのドライブに関する記事が載っていたので
日経 PC 21 (ピーシーニジュウイチ) 2007年 10月号 [雑誌] を読んでみました。


最近自分のノートパソコンをLinuxとwindowsのデュアルブートにしたくてしょうがなくなっている為です。


その中で、パーティションの領域に関する記事はさておき
少し気になる部分がありました。


それは「修業時代」というコラムで、
内容は、作家、作詞家、脚本家と様々な分野で活躍している
秋元康 氏へのインタビュー。


ちょうど秋元氏が放送作家として大成功した状態から作詞家へと
転身する時の話です。


以下引用

-------------------------------------------------------------------
当時22歳だったと思います。
大学には中退届けを出したので、形としては専業の放送作家になっていました。
テレビ、ラジオの両方にレギュラー番組を持ち、眠る時間もないほど
たくさんの仕事を抱えていた。
そして仕事が終わると新宿や六本木へ出かけていき、作家仲間やタレントと一緒に明け方まで酒を飲んで騒いでいました。
 

とっても楽しかった。放送作家ってそれなりのギャラをもらえるし、
仲間とワイワイ盛り上がるのはすごく楽しいでしょう。
大人になった気分で毎晩、遊んでいました。
ただし、作詞という新しい仕事を始めるとなると、こんなところで酒を飲んではいられないとも内心気づいていた。

 

僕は詞を書く時間を作るために、酒を飲むのをきっぱりとやめました。
以来、二〇年以上になりますが、人と食事はしても、酒を飲むことは
ありません。まあ、年に三回くらい、倒れて運ばれるくらい酒を浴びることはありますが........。

 

結局、何か新しいことに挑戦するには準備が要る。
それを称して修行というのかもしれない........
仕事仲間が集まる酒場では『小説を書く』『映画を撮る』なんて話がよく出たけれど、誰も実際には踏み出さない。
酒を飲んでいつかやると言うよりも、うちに帰って小説を書けばいいのに、そうはしない。
僕は、自分だけは言いっぱなしで終わりたくはないと思った。

---------------------------------------------------------------------



その後秋元氏は作詞家として、数々のヒット曲を生み出していきます。


一見才能に任せて順調に突っ走っているような人でも
何かを成功さす為に何かを犠牲にして
我慢しているものがあるんだなと
当たり前の話なんでしょうが、しみじみ思いました。


さて、自分は目的を達成する為に何かを捨てているのでしょうか?


色んな我慢がちゃんと出来ているのでしょうか?