過払い返還請求に思うこと | 南大阪・松原市で働く行政書士のブログ

過払い返還請求に思うこと

この間少し過払い返還について色々調べていました。


自分が消費者金融に勤めていた頃は、さほど過払い請求というものは一般的ではなく、調停しても、両者債権債務なしの0和解というのが通例でした。


しかし最近は本当に流行ですね。


まあ、グレーゾーン金利が通用しないのは判例でも出ているので仕方がないのですが、多数の多重債務者がそれに飛びつくのはどうかと思います。


ブログなんかを読んでいても、まるで過払い請求するのは正義のような書き方をしていますが、それは理屈がおかしいのではないのでしょうか。


まだ司法書士や弁護士がそう言うのはわかります。


商売ですから。


しかし借りた本人が悪びれず自分が正しいと主張していると、どうしようもないなという感じがします。


要するに、レストランで食事をし、一週間後にあの値段であの味とサービスはおかしいから払った金を返せと言っているのと同じ事をしている訳です。


法律がどうこう言う前に、常識的にありえないだろという話。


月々いくらの支払いになるのでという、支払いに関する説明は貸付の際に聞いているはず。


まず文句があるならその時に言えばいい。


もしくは嫌なら借りなければいい。


その利息になる事も、月々の支払いが幾らになるかも分かっていて、借りて、使って、いざ返済する時に利息は法律違反だから払わないと言い出す。


そんな人間、その請求が法的に通ったとしても、とてもじゃないけれど人として信用が出来ない。


ちょっと考え方が安易すぎるのではないでしょうか?