アルコールと受験勉強 | 南大阪・松原市で働く行政書士のブログ

アルコールと受験勉強

大人になってからの受験勉強にとって、一番の強敵は何でしょうか?


自分にとっては晩ご飯時のアルコールですね。


これが結構、体力と時間を奪ってくれます。


一時期は、完全に酔っぱらった状態で参考書を読み込むなんて事をやっていましたが、効率の悪さはひどいものでした。


大学受験の頃と今の受験との最大の違いは、酒を覚えていたかどうかの差ではないかと思います。


これは真剣な話。




去年宅建の試験勉強をしていた時、さすがにこれではまずいと思い、2ヶ月程お酒を辞めた時期があります。


おかげでと言うべきか、なんとか合格。


その後年末や正月なんかがあった事もあり、アルコール復活。


まあ、バイトで疲れて帰ってくるという事もありますし。


しかし今、再び7月まで酒を止めようか迷っています。





そこでこんなセリフを思い出してみます。


ちょうど今から50年前に父が語って聞かせたこの言葉は、それ以来ずっと私の座右の銘となっている。父は医者だった。当時、ブダペスト大学で法律学を学び始めたばかりの私は、運悪く試験の一つに落ち、恥ずかしさのあまり、ついこんな時の一番の慰めになる「酒」に手をつけた。正確にいえば、アプリコット・ブランディーである。


そこへ思いがけず父が訪れた。さすが名医である。一瞬のうちに私の悩みと、棚に隠した酒の瓶をみつけてしまった。私は現実逃避に追い込まれた理由を告白した。


愛すべき老人はたちどころに一服の名薬を調合した。酒、睡眠薬、その他どんな薬品にしろ、そんなもので本当に現実から逃避できるものではない。悲しみをいやす薬はこの世にたった一つしかない。しかもそれは一番よく効いて一番安全な薬だ。それは「勤勉」という薬だ!


父の言った通りだった。最初のうちはちょっとこの薬には慣れにくいかもしれないが、遅かれ早かれ人間は勤勉になる。勤勉は一種の麻薬である。習慣になる。いったん習慣化したら、もはや抜け出せなくなる。私は勤勉を愛する習慣から,50年間抜け出すことができなかった。


――――フェレンク・モナール ハンガリーの小説家




理屈はわかるんですが、一日中立ち仕事の後のビールとの戦いはなかなか厳しそうです。