破産した司法書士 | 南大阪・松原市で働く行政書士のブログ

破産した司法書士

金融の仕事をしている時、

様々な行政書士や司法書士に会いました。


なんだか印象に残っているのは

自己破産した司法書士です。


自分がその債権に携わった時点では、

もう、その本人は自己破産していたのですが

その奥さんが延滞顧客になっていました。


しかも連絡が取れない。


なんだかんだあった挙句

その奥さんは入院していた事がわかり

その娘さんが、支払うという状態になりました。


ところが、この娘さんがまた連絡が取れなく、

支払いもよく遅れるという困った自体が多発しました。


通常、債務者に対しては、

どんな状況であれ必ず連絡が取れる状態にするのですが、

この場合、借りた本人ではない上に、多少なりとも

法律関係者ということで、そこまでの徹底は出来ませんでした。


なので、支払いが遅れて、連絡が取れなくなった場合、

本人の自宅に行くしかありません。


当然の事ながら、家に電話をかけても全く誰もでません。


ということで、自宅訪問です。


いわゆる自宅兼司法書士事務所でした。


この頃はもう表札には事務所である事は明記してなかったように思います。


一瞬であれ、司法書士の欠格事由に該当した訳ですし。



金融業者に訪問回収される司法書士事務所。


なんだか不思議な感じでした。


普通に考えて、そんな状況に至るまでに

法的な解決の仕方があったように思います。


その道のプロのはずなのに。


そもそも事の発端として、司法書士がなんで借金したの?

と謎でした。


さぞ色んな事情があったのでしょうね。


あの債権は、自分がその店を離れる時もまだ健在だったのですが、

今でもまだ払い続けているのでしょうか?