ビヨーンっていうヤツがいるんです。
出てこないんですけど、半端ない存在感を90分間発揮する男です。
このビヨーンという名前、ビヨン・ボルクというテニスプレイヤーからつけられています。
26歳の若さで現役を引退した天才的プレイヤーだったとのことで(長田はテニスに疎いのでよくわからないのですが……

なんというイケメン……えっと、このビヨン・ボルクさん、どうも燃え尽きちゃって引退したらしいんですね。
燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)にかけて、ビヨ―ンアウト・シンドロームと言われたりもしたらしい。
そして、このビヨン・ボルクから名前をとったビヨーン。
まさに燃え尽きちゃった男なんです。
彼が燃え尽きて(というか、仕事に忙殺されて鬱病になって)休職したところから今回の『カスパーホイザーメア』はスタートするのであります。
一度も姿を見せない癖に、芝居全体のキーになっているビヨーン。
ビヨーンの不在と闘うのが、この3人の女たち。

なんなんですかね、この戯曲

カスパーハウザーは出てこないのにタイトルだし、出てこないビヨーンが超重要人物だし。
フェリツィア姐さん!!!あたしは貴女の頭の中を覗いてみたい。すごいカオスなんだろうな

さぁ、我々、気合十分であります!!!
あと稽古も残すところ2日間。
迫ってまいりました!!売り切れ間近の回もございますので、お早めにご予約ください。
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明日は何書こうかなぁ

紫乃