ちょっと前の話になりますが今回は映画レビューの記事のアップです。

クリントイーストウッド監督、主演作品のグラントリノです。

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“俺は迷っていた、人生の締めくくり方を・・・少年は知らなかった、人生の始め方を・・・”
“クリントイーストウッドの人生をかけた演技”

こんなコピーがしっかり当てはまる渋い演技をイーストウッドが見せてくれましたね。
この映画に対する賞賛のコメントは各界から数かぎりなく寄せられています。

奥さんに先立たれた偏屈な老人が隣人のアジア系の少年と接するうちにいきがいを感じとっていくというものですが男性視点からみてぐっと引きつけられるものがありますね。
イーストウッドの役作り、過去のイメージからしてもあまりハッピーな役どころというのは少なくどちらかというと孤高な人間タイプが多いのですがこのウォルトコワルスキー役もそれにあてはまります。朝鮮戦争経験者でフォードを退社し一人老後をただ過ごしている。
息子たち家族に対する接し方も不器用でつい横柄な態度にでてしまう嫌われ者であります。
しかしそのウォルトが隣に越してきたアジア系の少年タオとその姉兄弟とのふれあい、不良少年たちとの
争いを通じて自分の存在意義を見出し人に教えることでいきがいをみつけていくというストーリーです。

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ここまでならハートウォーミングなストーリーなんでしょうがアカデミー作品賞をとった“ミリオンダラーベイビー”のストーリーのように簡単にはおわりません。
ハリウッドムービーお決まりのハッピーエンディングで終わらないところがイーストウッド監督作品のすごさですね。

ウォルトが見せた男の生きざま、衝撃のエンディングには心うたれるものがたしかにありました。
長年のイーストウッドファンからすると過去の映画の様々なシーンがこの映画のエッセンスとして織り込まれているような錯覚にとらわれ、これぞイーストウッド最高傑作という呼び声にも素直に賛同できてしまう素晴らしい演技でした。

年も年(79歳)だしこれで最後の出演作品かもしれないと言われていますがそんなこといわずに監督業だけでなく俳優業も続けてほしいですね。

やはりクリントイーストウッドは最高でした。久々に心ふるわされる素晴らしい作品に出合えました。