【正見】
耳で見て、目で聞く。そうすれば正しく見ることができる。
正しく、真実に、正確に聞くことができる。
今日は雨だからかな?
ふと、
仏教の教えにある八正道の1つ「正見(しょうけん)」について、
京都・大徳寺 禅僧 大燈国師(だいとうこくし)が詠んだ
和歌のことを思い出した。
「耳に見て 目に聞くならば疑わじ おのずからなる軒の玉水」
訳)
耳で見る、目で聞く。もしそれができるならば、軒から落ちる水の音が
どんなにか自然に響くことだろう
目を閉じると見えてくる
耳を塞ぐと聞こえてくる
雨音も内なる声も
和歌、訳 抜粋引用) 鈴木大拙 『大拙 禅を語る―世界を感動させた三つの英語講演 (CDブック) 』