本作は『どこでもいっしょシリーズ』の一作で、パズルゲーム要素とアイテム課金を組み合わせたスマホゲームである。
『トロ(どこいつ)+フルーツ+温泉』!『約束された勝利の剣!』と開発サイドは思ったのだろうし、事実それは半分ぐらいは間違っていないのだけど、個々の要素が噛み合っていないので悲しいことはいつもある。
パズル要素の抱える問題点については開発者が認識しているので敢えて指摘しないが、そもそもパズル要素は必要だったのか疑問である。そこまでしてアイテム課金にしたかったのか。
どこいつ要素については『200語までしか覚えない』という致命的な仕様がなんとかならないか。
憶測だが、SCEIにしてみれば、継子のFGOが高収益を上げている以上、嫡子のどこいつで勝たなけれはプライドが許さないという面もあるだろうけれど、間に合わないって気持ち、あなたにはわかるかい。
せっかくのスマホアプリ版どこいつなのに、語彙入力が格段に楽になっているのに、意欲がわかない。
どこいつ部分だけをもう少しブラッシュアップさせて(語彙数とか)、買い切りや月額アプリ(+オマケ的なアイテム課金)として再出発するべきであろう。そこが船の離陸地点である。
(本記事には中島みゆき成分が多めに含まれております)
