ダイソー万年筆TL820について利点・弱点を考えてみる。
【弱点】
・少し書き味がざりざりする
まぁこれは値段を考えたら妥当だろうしむしろこの万年筆のテイストとも言える。これをスタンダードな万年筆だと考えてほしくはないが。
・書き出しのインクの出が不安定
文字を書くときに顕著だが、万年筆を紙に触れるときにインクが少したくさん目に出たり薄かったりする。インクが悪いのか万年筆が悪いのかは不明。
・公式にはカートリッジインクしか供給されていない
万年筆の楽しみの一つにコンバーターを使っての色インクを使用するというのがある。TL820は公式にはブルーブラックのカートリッジインクしか供給されてないのでそういう楽しみができない。裏技を使えば出来るらしいがそこまでするほどのアイテムなのかは不明。
【利点】
・安価
本体＋カートリッジが100円でカートリッジ5本が100円。さすがダイソー。
・それなりの書き味っぽい
価格を考えれば及第点な書き味を誇る。最も、万年筆ビギナーにはお勧めできない。やはりカクノには及ばない。
【結論】
一本目の万年筆としてお勧めできないのはもちろんだが（カクノやカリグラ等がおすすめ）、二本目の万年筆としてはどうか。好奇心から購入するには安いが、あんまりメインに使うものでもないと思われる。
予備筆記用具としてはボールペンのほうが利便性は上だし、あまり利用価値はないように思われる。
ただ、欧州規格のカートリッジやコンバーターが使えるという未確定情報があるので、そういうのが好きなら探してでも買うのがいいと思う。