すべり症が原因か?
その3ヶ月後を追跡調査した。
初回症状
2カ月前より右足にしびれ感に気づいたが放置していた。
2週間前より急にお尻が痛み出す。
治療後は症状が改善方向に向かっていた。4回治療後から2週間過ぎていた頃、「みてもらいたいものがある」と連絡があった。
事前予約していた数日前に撮影したMRIの画像を持ってきた。「すべり症で手術かもしれないと」と病院で診断されたようだ。手術はしたくないと悩んでいた。
「○○さん、もしこの痛みはすべり症が、原因ならば一日中痛みがあるはずです。」
「すべり症が存在しているのに、なぜこの2週間は当室に来る前より症状が軽減しているのでしょうか?」
と述べた。
3ヶ月経過したその後の調査。
しびれはなく背中を反らすと痛みを感じることがあるがこの3ヶ月間は生活に支障なく、通常通り休まず仕事をしているそうだ。すべり症と症状がリンクしていないことが分かる。
☆背骨や骨盤の異常では説明不可能
健康診断群(203名)・急性腰痛群(207名)・慢性腰痛群(200名)で調査。
脊椎分離症の割合
健康診断群9.1%(203名中)、
急性腰痛群4.3%(207名中)、慢性腰痛群7.0%(200名中)。
脊椎すべり症の割合
健康診断群4.3%(203名中)、
急性腰痛群2.9%(207名中)、慢性腰痛群4.0%(200名中)。
Blogs SJ , et al : Clin Orthop , 1992
3群間の調査では大きな差はない。
むしろ健康診断群の方が発見割合が高い。
画像では痛みが写らないことに早く気づいて欲しい。
「痛みという目には見えないものについて、整形外科医は人体の構造から勉強をはじめました。その結果、構造と痛みがリンクできていないので、あてどもなく迷路に迷い込んだかのようです。」
トリガーポイントブロックで腰痛は治る!著 加茂淳 より抜載
整形医が痛みの原因を骨の異常に求める骨屋さんばかりになるのもうなずける。カイロプラクターも骨屋が多い私もそうだった。
最後に貴重な資料の公開を快く承諾して頂いた患者さんにお礼を申し上げる。
群馬 伊勢崎市
内外治療室

