非特異的腰痛に対する抗うつ薬 | 群馬のある治療室から~ 伊勢崎から腰痛・肩こりなどの各種症状の疑問についての独り言。

非特異的腰痛に対する抗うつ薬

非特異的腰痛とは骨折・感染・腫瘍・脊椎炎などが起因する以外の腰痛


(Interscienceより貼り付けします。)


■非特異的腰痛に対する抗うつ薬(2009 issue 3, Update)

Citation:Urquhart DM, Hoving JL, Assendelft WJJ, Roland M, van Tulder MW.Antidepressants for non-specific low back pain. Cochrane Database of Systematic Reviews 2008, Issue 1. Art. No.: CD001703. DOI: 10.1002/14651858.CD001703.pub3. 

CRG:Back

最新版(英語版)はこちら
http://www.mrw.interscience.wiley.com/cochrane/clsysrev/articles/CD001703/fr  

英語版最終改訂年月:10 November 2008
Clib issue No.; N/U:2009 issue 3, Update

背景:抗うつ薬が腰痛管理に一般的に使用されている。しかし、その使用については議論の余地がある。

目的:本レビューは、非特異的腰痛の治療に抗うつ薬がプラセボよりも有効であるかどうかを明らかにすることを目的とした。

検索戦略:MEDLINE、EMBASEおよびPsycINFO(2008年11月まで)、Cochrane CentralRegister of Controlled Trials 2008年第4号、ならびに過去のシステマティック・レビューからランダム化比較試験を同定した。

選択基準:非特異的腰痛の患者を対象に臨床的に関連性のあるアウトカム指標をひとつ以上用いて、抗うつ薬をプラセボと比較しているランダム化比較試験を含めた。データ収集と分析:盲検化した2名のレビューアが独自にデータを抽出し、試験のバイアス・リスクを評価した。
ame.html


メタアナリシスを用いて、疼痛、うつ病、機能に対する抗うつ薬の効果、ならびに疼痛に対する各種抗うつ薬の効果を検討した。統合できかった研究を説明するため、Cochrane Back Review Groupが推奨るエビデンスのレベルを用いて追加的な定性分析を行った。

主な結果:抗うつ薬をプラセボと比較している10件の試験を本レビューに含めた。統合データの解析から、疼痛緩和(6件の試験(1件の試験では2つの治療群、2番目の試験では3つの治療群を設定);標準化平均差(SMD)-0.04(95%信頼区間(CI)-0.25~0.17))、うつ病(2件の試験;SMD 0.06、CI -0.29~0.40))について、抗うつ薬とプラセボとの間で差はないことが示された。


慢性腰痛の疼痛強度に対する抗うつ薬の効果に関しては、定性分析で相反するエビデンスが見出された。抗うつ薬が慢性腰痛患者のうつ病を軽減させることを示す明白なエビデンスはなかった。


2件の統合データの解析により、各種抗うつ薬とプラセボとの間で疼痛緩和に差がないことが示された。これらの所見は、その後追加された試験データを検討するためメタアナリシスに含まれる際のバイアス・リスクを修正させた感度分析によっても変わらなかった。

レビューアの結論:慢性腰痛患者の管理において抗うつ薬がプラセボよりも有効であることを示す明確なエビデンスはない。これらの所見は背部痛のある重度のうつ病患者を抗うつ薬で治療すべきでないということを意味しているわけではなく、別の慢性疼痛様式においては抗うつ薬の使用に対するエビデンスがある。

(転載貼り付け終わり)


うつ病による腰痛症状なのか。

腰痛でうつ状態によるのか薬の効果が異なってくる。

長期間腰痛を患い社会復帰できなければうつ症状になりうる。


群馬 伊勢崎

内外治療室