腰痛に対する牽引について
(Interscienceより貼り付けします。)
■坐骨神経痛を伴うまたは伴わない腰痛に対する牽引(2007 issue 2, Update)
Citation:Clarke JA, van Tulder MW, Blomberg SEI, de Vet HCW, van der Heijden GJMG, Bronfort G, Bouter LM. Traction for low-back pain with or without sciatica. Cochrane Database of Systematic Reviews 2007, Issue 2. Art. No.: CD003010. DOI: 10.1002/14651858.CD003010.pub4.
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http://www.mrw.interscience.wiley.com/cochrane/clsysrev/articles/CD003010/frame.html
英語版最終改訂年月:25 January 2007
Clib issue No.; N/U:2007 issue 2; Update review
背景:牽引は腰痛を治療するために、しばしば他の治療とともに使用される。
目的:腰痛に対する牽引の有効性を標準的治療、プラセボ、偽牽引または無治療と比較し、判定する。
検索戦略:CENTRAL(コクラン・ライブラリ2006年第4号)、2006年10月までのMEDLINE、EMBASEおよびCINAHL、関連するレビューの参照文献ならびに個人的ファイルを検索した。
選択基準:急性(持続期間4週間未満)、亜急性(4から12週間)または慢性(12週間を超える)の坐骨神経痛を伴うまたは伴わない非特異的腰痛治療のための牽引に関するランダム化比較研究(RCT)。
データ収集と分析:2名のレビューアが別々に研究の採択、方法論的な質の評価およびデータ抽出を行った。統計学的にプーリングするにはデータが不十分であったことから、質的解析を行った。
主な結果:25件のRCT(患者2206例、牽引回数1045回)を採択した。5件の試験は質が高いと考えられた。症状が混在している患者(坐骨神経痛を伴うまたは伴わない急性、亜急性または慢性の腰痛)については以下のエビデンスがある。
*単独治療としての牽引とプラセボ、偽牽引または無治療との間のアウトカムに統計学的に有意差がないことを示す強いエビデンス。
*単独治療としての牽引は他の治療よりも有効ではないことを示す中等度のエビデンス。
*持続牽引を伴う標準的理学療法プログラムまたは持続牽引を伴わないプログラムとの間のアウトカムに有意差がないことを示す限定的なエビデンス。坐骨神経痛を伴う腰痛患者(急性、亜急性または慢性の腰痛)については、幾つかの比較において相反するエビデンスがある。
*自動牽引とプラセボ、偽牽引または他の治療との比較
*他の種類の牽引と他の治療との比較
*異なる種類の牽引の比較。
その他の比較では、統計学的に有意差はなかった。すなわち、持続牽引または間欠的牽引がプラセボ、偽牽引または無治療と比較して有意差はないというエビデンスは中等度であり、弱い力での牽引が通常の力での牽引と比較して有意差がないというエビデンスは限定的である。
レビューアの結論:
実践に対する示唆坐骨神経痛を伴うまたは伴わない急性、亜急性または慢性の腰痛患者の混合群についての利用可能な研究の結果は非常に一致しており、腰痛に対する単独治療としての持続牽引または間欠牽引はこのような混合群において有効である可能性は低いことが示唆された。
坐骨神経痛を伴う患者における牽引は、結果が一致してないことや大半の研究において方法論に問題があることから、現時点では有効であると判定できない。
腰痛に対する単独治療としての牽引はおそらく有効ではないと結論する。研究に対する示唆腰痛患者に対しての牽引に関する今後の研究は、症状のパターンおよび期間を区別すべきであり、また最も質の高い方法論の基準に従って実施すべきである。
(転載貼り付け終わり)
坐骨神経に沿って痛みがあろうがなかろうが、
急性であろうが慢性であろうがけん引は効果がない。
首のけん引も同じ。
腰に良い影響があるのなら首にも良い影響がある。
首も腰もネットワークである。
昔から同じことの繰り返しで、
効果がないものをいつまでも受けて疑問を持ちませんか?
群馬 伊勢崎
内外治療室