最初の海外赴任がニューヨーク州の田舎町だったので、すぐにマンハッタンがどんな所か行ってみたくなった。 テレビや映画で見た事があるニューヨークはさぞかし凄いところなんだろうとボンヤリと想像していただけだが、いざその場に立ってみると 華やかさや活気に満ちた雰囲気の隣で喧騒と怪しさと危険が同居しているまさに「生き馬の目を抜く」ようなところだった。道路は汚いし、建物の壁に落書きはいっぱいあるし、今にもエンストを起こしそうな大型のアメ車が走っているし、これが世界の大都市の現実かというのが最初の印象だった。