「医学は科学ではない」米山公啓 著
医学は科学的根拠があることが前提だろうが、
しかし現代医療が科学的根拠があると言い切れるだろうか?
この本によると実際の医療ではEBM(実証に基づく医療)、
逆に基づかない治療がむしろ行われているそうだ。
医者が使っている薬の有効性を証明するためには
大規模調査や数年から5年位を経過を見た上で判定する。
このため信頼における薬や治療法がかなり限定される点。
もう一つは患者の個人特性や価値判断に左右される。
疫学的にもっとも安全であるという薬を処方しても、
患者が飲みたくないという判断したら科学的に最善の選択ができない点。
EBMは患者の意向も重要視する点。
実際は医者主導型で治療を誘導するための手段になっている。
統計学的に正しいからこの治療法の選択が正しいいう発想になる。
医療情報公開がほとんどない日本の医療や、
患者がそれに意見するだけの知識とデータがを持たなければ、
医者に頼らざるしかないのが実情である。
EBMの医療行為は欧米で多くて5割、日本ではもっと低いようである。
残りは長年の経験と慣例によって行われるのが実情だそうだ。
また時が経てば現在の治療法が禁忌になり、
今までダメだと思われいた治療を優先することがある。
医学は普遍的なものではなく、変化し続けるもの理解し、
医学に対して過大な期待や絶対的な信頼を置くこと自体不可能。
医学的根拠がないと言われながらも、経験や伝統の流れを組む
代替医療が患者からの支持が絶えないのはなぜであろうか?
経験と勘(感性)に頼わざるを得ないか?
群馬 伊勢崎