腰痛を訴えて医療機関の門を潜ると、
殆んどルーティンのようにレントゲン撮影が行われる。
画像みせられて言うことは
「画像には問題なかった」
「レントゲンに問題ないから次はMRI撮影にしましょう」
「骨が骨がくっついている」
「椎間板の隙間がない」
「骨棘が神経を圧迫している」
「骨が歪んでいる」
「MRI画像で脊柱管がある部分狭くなっている」
「骨折はしていないようだ」
「変形しているから治らない」
「しばらく様子みてください」
「検査は診断を確認するもの」
生坂政臣 千葉大医学部
それが今の状況は逆で
原因を画像検査で診断するものになっている。
いつまで同じことやっているので不思議でならない。
アメリカで開業しているカイロプラクターによると、
レ線は高齢者用のメディケアは義務であるそうだが、
必ずしもレントゲンは義務ではないようだ。
治療費の支払いが安すぎる割に保険請求を、
少し間違えただけで多額の罰金を払わなければ
ならないとのことだそうだ。
アメリカ民間保険だからシビアである。
ヨーロッパガイドライン 2004
急性腰痛診療ガイドラインの要約
-急性腰痛の診断に関する勧告-
・レッドフラッグ(重大な脊椎病変の可能性)を検出するため、
詳細な病歴聴取と簡単な理学検査を行う。
・レッドフラッグが検出された場合は、画像検査や血液検査を行う。
・治療方針を決定するために、レッドフラッグかグリーンライト
(神経根症状・非特異的腰痛)に分類する。
・急性腰痛患者に対して画像検査(X線撮影、CT、MRI)を、
日常的に行ってはならない(レッドフラッグを有無が前提)。
・症状が全く改善しないようなら、イエローフラッグ
(心理・社会的危険因子)をチェックする。
・2~3週間経っても症状の改善がみられない患者や
さらに悪化している患者は、レッドフラッグの有無と
イエローフラッグをチェックするために再評価する。
TMS JAPAN 2008 セミナー資料より
腰痛人口が減少しているのなら現在の方法でいいが・・・
日本の医学はアメリカ医学の影響を受けている。
4年前に発表されており整形外科医が知らないはずがない。
それなのに大事なことが反映されていなのは残念だ。
群馬 伊勢崎市